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食事バランスガイドとうつ病、「関連なし」と報告

(国研)国立がん研究センターの社会と健康研究センター予防研究グループは22日、国が作成した「食事バランスガイド」の順守とうつ病リスクの関連性は認められないとするコホート研究結果を発表した。同研究成果は専門誌「Scientific Reports」に掲載された。

 1990年に長野県佐久保健所管内の南佐久郡8町村に在住していた40~59歳の約1万2,000人のうち、2014~15年に実施した「こころの検診」に参加した1,112人を追跡。95年に実施したアンケート調査の結果を用いて、食事バランスガイドを8領域に分け、それぞれ10点を(最高80点満点)配分して計算した。

 アンケート調査から約20年後の14~15年に行った精神科医によるうつ病診断との関連性を調べた結果、「食事バランスガイド」の順守得点とうつ病のリスクとの間に、統計学的に有意な関連性は認められなかったと報告している。

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