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次のGL改正、初のパブコメへ 主な改正点にPRISMA2020への準拠

 (一社)日本抗加齢医学会(山田秀和理事長=近畿大学アンチエイジングセンター教授)が第33回総会を9日から11日まで都内で開催した。9日には、機能性表示食品をテーマにしたシンポジウムが行われ、講演した消費者庁の食品表示企画課幹部が、機能性表示食品の届出ガイドライン(GL)の次回改正に言及。次の改正は、パブリックコメント(意見募集)を実施した上で行う考えを述べた。

 機能性表示食品の届出GLは2015年3月の制定以来、現在までに都合9回の一部改正が行われてきた。ただ、改正に当たってパブコメが行われたことはこれまでなかった。次回10回目の改正で初めて実施されることになる。同庁の新井ゆたか長官は、先月10日の定例会見の中で、「然るべきパブコメの期間を経てガイドラインを出す」と述べていた。

 次のGL改正では、主要な改正点として、機能性関与成分などの研究レビュー(システマティックレビュー)報告の作成について、メタアナリシスも含めた国際指針、PRISMA声明の最新版(2020年版)への準拠規定が盛り込まれる見通し。現行の届出GLでは、旧版(2009年版)への準拠を求めており、国際指針との整合性を図る必要が生じていた。

 消費者庁は、近く、改正案を公表してパブコメの募集を始める見通し。その結果を受け、正式にGLの改正を通知する流れとなる。パブコメの募集期間は、案の公示日から起算して30日以上と規定されている。

【石川太郎】

(冒頭の写真:現行届出GLの表紙)

関連記事:消費者庁・保健表示室長インタビュー(昨夏) PRISMA声明2020にも言及

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