新規関与成分に難消化性グルカン 【機能性表示食品届出DB更新】日本食品化工、2種類の機能性表示を届出
消費者庁は12日、2日連続で機能性表示食品の届出情報検索データベースを更新した。過去に届出実績のない新規の機能性関与成分の届出が今回も含まれる。「フィットファイバー#80」の素材名で流通されている水溶性食物繊維、難消化性グルカンを製造元の日本食品化工㈱(東京都千代田区)が届け出た。2種類の機能性表示の届出を同時に行い、それぞれ届出番号が付与、公開された。
食物繊維の機能性関与成分の選択肢が増えた格好だ。新規機能性関与成分の難消化性グルカンに関して日本食品化工が届け出た機能性表示は、「食後の血糖値の上昇をおだやかにする」と「お通じを改善し、おなかの調子を整える」の2種類で、科学的根拠はそれぞれシステマティックレビュー(SR)。同社は同成分について以前から届出サポートを行っていたが、届出実績はなかった。実績を得ての今後の広がりが注目される。
キューバン産ミツロウアルコール、「胃の負担をやわらげる」
12日の更新では新規5件(サプリメント形状3件、サプリ形状以外の加工食品2件、生鮮食品0件)に届出番号が付与、公開された。このうち新規性のある届出としては、既存機能性関与成分のキューバ産ミツロウアルコール(beeswax alcohols)として新規の機能性表示がある。
成分名称に産地名が含まれる点で珍しい機能性関与成分。過去1件の届出があり、その際に届け出られた機能性表示は関節ケア。一方で新たな届出では、「抗酸化作用により一時的な胃の負担をやわらげる」とする機能性表示がSRを科学的根拠にして届け出られた。
胃に対する機能性が訴求される機能性関与成分の届出は過去にもある。ただ、数は少なく、キューバ産ミツロウアルコールは3成分目。これまでに、「食後の胃の負担をやわらげる」のB.ビフィダムY株(B.ビフィダムYIT 10347、届出者:㈱ヤクルト本社)、「一時的な胃の負担をやわらげる」のLactobacillus gasseri OLL2716(LG21乳酸菌、同:㈱明治)が届け出られていた。
キューバ産ミツロウアルコールを届け出たのは、今回も㈱レイデルジャパン(東京都港区)。同社はキューバ産サトウキビ由来ポリコサノールという機能性関与成分も届け出ている。
同社のウェブサイトによると、レイデル社は1986年にオーストラリアで創業。天然由来の機能性成分を含むサプリメント等の研究開発および製造販売を手掛ける。レイデルジャパンは日本法人として2018年に設立された。
「血液の流れケア」に2つめのバリエーション表示
このほか12日のDB更新では、既存機能性関与成分の松樹皮由来プロシアニジンB1及びB3について、健康な中高年者の「血液の流動性(流れやすさ)の維持をサポートする」旨の機能性を表示する届出が公開された。
同成分について今年3月に届出が公開された新規機能性表示「(健康な中高年者の)スムーズな血液の流れの維持をサポートする」に関する「(同)健康な血の巡りをサポートする」に続くバリエーション表示。届出者は引き続き㈱東洋新薬(本部:佐賀県鳥栖市)となっている。
【石川太郎】

●2026年5月のDB更新:【1日】新規機能性関与成分に紅参熟成エキス 金氏高麗人参、サプリ形状で届け出る
:【8日】免疫ケア表示、大麦若葉青汁でも 受託大手の東洋新薬、論文5報採択のSR届出
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