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大正、バイオウェアラブル技術に着目 新規グルコースセンサーめぐりライセンス契約締結

 大正製薬㈱(東京都豊島区、上原茂社長)が、米国企業が開発した「グルコースセンサー」の開発と販売に関し、開発元との間で日本国内における独占的なライセンス契約を締結した。

 真皮中のグルコース濃度の持続的な測定を可能とするセンサーで、同濃度をリアルタイムに使用者に通知する機能も搭載。健康的な生活習慣への行動変容を促すことが期待できる。

 同社が21日に発表した。バイオウェアラブル技術の設計・製造を行うBiolinq incorporated(カリフォルニア州サンディエゴ)との間でライセンス契約を先月12日付で締結。同社は21年以降、Biolinq社に対して戦略的な投資を行っていたという。

 バイオウェアラブル技術とは、着用型のセンサーを用いて、使用者の生体情報を常時測定できるようにする、ヘルスケアに関わる技術。Biolinq社が開発したセンサーは、今のところ、米FDAや他の規制当局による承認前の試験的なデバイスだという。

 ライセンス契約締結にともない大正製薬は今後、Biolinq社が開発した新規グルコースセンサーの日本での製造販売承認を取得し、販売する。「新たに医療機器分野へのビジネス拡大を目指す」としている。

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