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卵殻膜をアップサイクル 
ファーマフーズが新事業

 ㈱ファーマフーズ(京都市西京区、金武祚社長)は27日、未利用資源の卵殻膜を用いたアップサイクル(再循環)事業を新たに立ち上げ、植物活力剤や繊維の市場に参入すると発表した。

 滋賀銀行との間で契約を締結した総額15億円のコミットメントライン(融資枠)を事業資金に充てる。この融資枠契約では、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に取り組む企業に融資する「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」を活用した。

 ファーマフーズは27日までに「サステナビリティ基本方針」を策定。「100歳時代に価値ある豊かさと価値ある健康を」というビジョンを掲げたもので、これを踏まえて卵殻膜を高度利用するアップサイクル事業に参入する。

 同社によれば、国内で年間26万トンが廃棄される卵の殻から得られる卵殻膜は、生体防御膜としての機能的特徴と、タンパク質の繊維が絡み合った構造的特徴をあわせ持つ。同社と卵の関わりは深く、これまでに卵黄や卵白を原料にした機能性食品素材を開発してきた。

 今後、卵殻膜を活用して開発した繊維を、アパレルメーカーなどに提案していく方針。インナーウェア向けでの利用を見込む。植物活力剤については、家庭用園芸や農業関連の市場に投入する計画。

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