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PLANT、不適正表示7万7千パック 中国産不表示など3商品で農水省が指示

 農林水産省は7日、㈱PLANT(福井県坂井市、三ッ田泰二社長)が水産加工品3商品について、原料原産地名「中国産」の不表示などの不適正な表示を行い、一般消費者に販売していたとして、食品表示法に基づく指示を行った。
 対象となったのは、『しその実わかめ』、『わかめ煮しいたけ入り』、『淡路島産山椒ちりめん』の3商品。販売数量は合わせて7万7,302パックに上る。

「中国産」表示せず1万パック超を販売

 農水省近畿農政局は2025年12月5日、同社のSUPER CENTER PLANT淡路店(兵庫県淡路市)に立入検査を実施。北陸農政局も同年12月22日から26年7月23日まで、PLANTと傘下店舗に対して立入検査などを行った。
 その結果、『しその実わかめ』では、対象原材料の「わかめ」に「中国産」と表示すべきところ、原料原産地名を表示していなかったことが判明した。

 原材料名についても、本来は「わかめ、醤油、砂糖、しその実、発酵調味料」と表示すべきところ、事実と異なる内容を表示。原材料名と添加物も明確に区分していなかった。

 同商品は、岡山県の鏡野店をはじめ福井、兵庫、三重、石川、京都、香川の計8店舗で、少なくとも23年9月1日から25年12月5日までに計1万566パックが販売された。

しいたけ入りは6万4,000パック

 『わかめ煮しいたけ入り』では、対象原材料の「茎わかめ」について、「国産又は中国産」と表示すべきところ、「韓国産又は中国産又は国産」と事実と異なる表示を行っていた。
 原産地を重量割合の高い順に「又は」で表示する場合の説明についても、実際には「茎わかめの産地は、今年度の使用計画順」とすべきところ、「茎わかめの産地は、前年度の使用実績順」と表示していた。

 同商品は鳥取県の境港店をはじめ岡山、福井、兵庫、岐阜、島根、京都、香川、石川、三重、富山、滋賀、新潟の計17店舗で、少なくとも22年4月1日から25年12月5日までに6万4,648パックが販売された。

 『淡路島産山椒ちりめん』では、本来「イワシ稚魚(兵庫県産)、醤油、砂糖、本みりん、山椒」と表示すべきところ、「砂糖」を表示せず、少なくとも23年6月1日から25年12月5日までに2,069パックを販売した。

 その後、25年12月6日から同27日までの販売分では「砂糖」を表示したものの、原材料に占める重量割合の高い順に表示しておらず、19パックを販売していた。食品表示基準では、使用した原材料を重量割合の高いものから順に表示することを定めている。

全食品の表示点検、9月7日までに報告

 農水省は、これらの行為が食品表示法に基づく食品表示基準に違反すると認定。PLANTに対し、販売する全食品について直ちに表示を点検し、不適正な表示がある食品は適正な表示に是正した上で販売するよう指示した。

 また、不適正表示の主な原因として、消費者に正しい表示を行う意識や食品表示制度に対する認識の欠如、表示内容の確認・管理体制の不備があると指摘。原因の究明・分析を徹底するとともに、食品表示に関する責任の所在を明確にし、相互チェック体制の強化・拡充などの再発防止策を講じるよう求めた。

 全役員と全従業員に対する食品表示制度の啓発と遵守徹底も指示。講じた措置を報告書にまとめ、9月7日までに農林水産大臣へ提出するよう求めている。

発表資料はこちら(農水省HPより)

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