中国で『フルグラ®』現地生産 カルビー、順次発売、地産地消で成長加速へ
㈱カルビー(東京都千代田区、江原信社長)はこのほど、中国国内で『フルグラ®』を現地OEM生産し、順次販売を開始すると発表した。
同社は2035ビジョンとして、「日本のスナック菓子メーカー」から「世界の“SNACKING COMPANY”」へ進化する挑戦を掲げ、その実現に向けた変革を加速するため、成長戦略「Accelerate the Future」を策定した。同戦略において中国市場では、変化の大きい市場に対応するため、輸入依存度の低減と、外部パートナーとの連携を含む事業の現地化を進める方針。
中国での地産地消プロジェクトは2023年5月より開始。第一弾として、じゃがいも畑を保有するスナック菓子メーカーと業務委託契約を締結し、『Jagabee』の現地OEM生産・販売を実現した。さらに、25年11月下旬に発売した、ドライフルーツを加えない素材本来の味わいを楽しめるグラノーラ『マイグラ®』に続き、今回『フルグラ®』の現地OEM生産・販売を開始することで、現地市場に適した価格と安定した品質を提供し、事業の現地化を一層推進する。
『フルグラ®』は、オーツ麦を主原料に、複数の穀物を香ばしく焼き上げたザクザク食感のグラノーラに、フルーツの酸味と甘みを組み合わせたシリアル。1991年に「フルーツグラノーラ」として発売し、その後、2012年3月期以降の国内シリアル市場拡大を牽引してきた。また、中国では日本への旅行者増加を背景に『フルグラ®』への注目が高まり、17年7月には越境ECを通じて正式に輸出・販売を開始し、現地で多くの支持を得てきた。
今後は地産地消の方針の下、現地パートナーとの連携によるOEM生産を推進することで、今まで以上に短いリードタイムで、現地ニーズにより合わせた価格帯にて顧客に商品を届ける。現地OEM生産にあたっては、日本国内とは異なる原料や設備条件の下で加工条件の調整を重ね、味や食感の再現に取り組んだ。生産は今年4月末に開始し、順次、店頭で発売する。
同社は、今後も自然の恵みを大切に活かし、おいしさと楽しさを創造して、人々の健やかなくらしへの貢献を実践していくとしている。
(冒頭の写真:同社リリースより)

