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ネオファーマ社製5-ALA配合商品を海外へ アジアゲートHD子会社、中国企業と協業しEC等で販売

 ネオファーマジャパン㈱(東京都千代田区)が国内工場で製造する5-アミノレブリン酸(5-ALA)を含むサプリメントや化粧品などが、不動産関連事業を手掛ける㈱アジアゲートホールディングス(東京都港区)のヘルスケア事業子会社を通じ、中国市場で販売されることになった。現地企業と協業し、中国国内での供給網の構築を進め、ECモールや実店舗での販売を通じ、中国の消費者に5-ALA含有商品を提供できるようにする。

ヘルスケア事業子会社のハンドレッドイヤーズ、中信医療健康産業と基本合意

 アジアゲート社の発表によると、同社の連結子会社で、ヘルスケア事業等を手掛ける㈱ハンドレッドイヤーズ(東京都港区)と、中国の国営投資会社「中国中信集団公司」(CITIC Group)の子会社で、健康コンサルティングサービスや病院経営などを行う中信医療健康産業集団公司(北京市)が今月9日までに、ネオファーマ社製の5-ALAを含むサプリメント、化粧品、飼料等を中国国内で販売することに関する基本合意書を締結した。

 締結した合意の概要は、両社が連携し、中国国内向けに5-ALA含有商品の輸出入、販売を行う、というもの。合意に基づき、今後、中国国内でのECモールでの販売、実店舗での販売および販売網の開拓を進める。まずは、需要の高い5-ALAを含むサプリメントや化粧品類を主体にして輸出入および販売を展開していく計画だ。

今年2月からヘルスケア事業に参入

 アジアゲート社は今年2月、100%子会社のハンドレッド社を通じ、ネオファーマ社製の5-ALAを含むサプリメントや化粧品などヘルスケア関連商品の海外向け販売事業を始める、と発表していた。ネオファーマ社のグループ会社、neo ALA㈱(旧コスモALA㈱、東京都千代田区)との契約に基づくもので、「neo ALA社は、ハンドレッド社及び当社グループの海外販路のネットワークに期待し、当該契約に至った」としている。

 この流れを受けて今回、ハンドレッド社と中信医療健康産業が中国国内販売に関する合意を締結することになった。アジアゲート社によれば、中信医療健康産業は、ヘルスケア分野に関連する豊富なネットワークと、Eコマースを含むITに関するノウハウを持つという。ハンドレッド社では、中信医療健康産業との協業を通じ、中国の消費者の健康志向の高まりに伴う5-ALA含有商品への需要に応えたい考えだ。

健康食品等EC企業を完全子会社化へ インターネット販売網の構築狙う

 一方、この動きには直接関連しないものの、アジアゲート社は10日、ハンドレッド社を通じて、健康食品などヘルスケア商品のEコマース等を手掛ける㈱フェアリーフォレスト(東京都港区、呉山美那社長)の全株式を取得、子会社化することに関する基本合意書の締結に関して発表した。「伸長するサプリメント・健康食品市場において、5-ALAを含む商品を早期にお客様にお届けする」(アジアゲート社)ことを目的に、越境ECを含むEコマースを活用した販売網を構築する狙いだ。

 株式譲渡予定日は今月下旬。取得価額は非公表。フェアリーフォレストの直近業績は、売上高8億5,000万円、営業利益500万円(2021年12月期)とされている。

【石川 太郎】

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