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アルデヒド脱水素酵素の作用が弱い人、頭頚部食道がんのリスク増

(国研)国立がん研究センター社会と健康研究センターは7日、多目的コホート研究の結果、飲酒者でアルデヒド脱水素酵素の作用が弱い遺伝子型を持つ人の場合、頭頚部食道がんに罹患するリスクの増加が顕著になることがわかったと発表した。

 調査は、1990年と93年に全国9カ所に在住していた40~69歳の男性約1万2,000人を対象に、2009年まで追跡して実施した。

 アルデヒド脱水素酵素でリジンの遺伝暗号を持つ遺伝子型の人では、アセトアルデヒドを分解するアルデヒド脱水素酵素の作用が弱いことが知られている。そこで、飲酒者を非飲酒者、中等度以下の飲酒者、過剰飲酒者に分類。遺伝子型についても、遺伝暗号にグルタミン酸を持つ遺伝子型と、リジンを持つ遺伝子型の2グループに分け、飲酒状況と遺伝子型の組み合わせにより、頭頚部食道がんの罹患リスクを検討した。

 その結果、中等度以下の飲酒者と比べて、過剰飲酒者でリジンの遺伝暗号を持つ遺伝子型のグループでは、頭頚部食道がんリスクが6倍も高いことがわかったという。

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