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「幸福感の表れた顔」を評価 
ポーラ、新技術を開発。化粧品、健康食品などの幸福感評価への応用を目指す。

 ㈱ポーラ(東京都品川区、及川美紀社長)は15日、「幸福感の表れた顔」を評価する新技術を開発し、年齢に関係なく、幸福そうに見える顔の3要素は、頬と口周りの見た目の肌状態であることを明らかにしたと発表した。

 顔画像データから得られる空間周波数の強度と、幸福感の表れた顔の評価値との相関解析に基づき、顔画像データから「幸福感の表れた顔」の度合いを高精度に評価する技術。同研究成果は、化粧品、健康食品などの幸福感評価や幸せの研究に活用される予定。

 同社は2021年4月、「ポーラ幸せ研究所」を創設した。従業員やビジネスパートナーとその家族、顧客、ステークホルダー、地域・社会における、美しく幸せな生き方、ウェルビーイング実現に向けた仕組み作りと社内外への啓発のため、さまざまな研究を続けている。

 幸せの研究において、幸福感はどのような時に感じるのか、また、どのようなことで幸福感が増すのかを把握するために、「幸福感の変化」を客観的に評価することは重要だとして、笑顔などの表情をしなくても、真顔で「幸福感の表れた顔」を評価できる方法を研究した。

 18~82歳の女性272人の顔画像(正面、真顔)を用意し、画像の人物とは面識のない女性20人に、「幸福そう」に見える度合いを7段階で印象評価してもらった。次に、同じ顔画像の特徴を空間周波数解析で数値化し、その数値を用いて、「幸福そう」に見える度合いを顔画像データから客観的に評価する関係式を導いた。

 また、「幸福感の表れた顔」の度合いと関連する要素には、「頬がリフトアップして見える」、「頬の肌がなめらかに見える」、「口角が上がって見える」といった3つの要素が大きく寄与していることが分かった。今回の研究結果から、笑顔などの表情でないときでも、幸福感が表れた印象になることが示唆されたとしている。

 同社では、従業員やビジネスパートナー、生活者の幸福度の意識調査や、同社オリジナルの「幸せ」を構成する因子の特定、幸せ研究に基づくソリューション開発などの活動を通して、企業理念に掲げている“美と健康を願う人々および社会の永続的幸福”を追求するとしている。

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