日本調剤、「お薬手帳プラス」に新機能「つながる」を追加
全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤㈱(東京都千代田区、三津原庸介社長)は2日、自社開発の電子お薬手帳「お薬手帳プラス」に、新機能「つながる」を追加したと発表した。
同機能は、薬局と患者間のコミュニケーション機能で、患者はショートメッセージ形式で薬局と気軽にコミュニケーションを取ることができる会員限定の機能。患者の服薬状況をいつでもサポートでき、患者と薬局の“つながり”を強化した。
同社は、「かかりつけ薬剤師・薬局」制度における服薬情報の一元化、服薬状況の継続的な管理などに長年積極的に取り組み、患者へきめ細やかなサポートを行うための体制整備を進めてきた。
同社では、「薬局利用時のサービス向上や、服用期間中のフォローアップ、残薬の確認などを行うことで、患者が安心して治療・服薬を続けられるようサポートする」としている。
「お薬手帳プラス」は、紙のお薬手帳の情報をスマートフォン上で管理できることに加え、日々の健康管理に役立つ安心・便利な機能が充実したアプリで、8月2日現在で、登録会員数は85万を突破している。薬の受け渡しまでの待ち時間を有効活用できる「処方せん送信機能」の他に、日々の健康管理に便利な体重・血圧・血糖値などを数値・グラフで記録できる「健康記録機能」や、病院や薬局の通院記録などの登録や薬の服用時間にアラームでお知らせができる「カレンダー 飲み忘れチェック記録機能」など充実した機能をそろえている。また、日本調剤の薬局で渡しし薬については、来局ごとのお薬情報が自動登録される。登録した1台のスマートフォンで、家族のお薬情報をまとめて管理できる「家族管理」設定も可能。