健康食品2製品から医薬品成分 東京都、販売中止・自主回収を指示
東京都は10日、都内で販売されるいわゆる健康食品の成分検査を行った結果、「BLACK HORSE」と「MAXMAN」の2製品から、専ら医薬品に含まれる成分を検出したと発表した。これまでに、両製品による健康被害の報告は受けていない。
都が試買し、東京都健康安全研究センターで検査した。「BLACK HORSE」は液体で、1包から「タダラフィル」82mgを検出。「MAXMAN」は粒状で、1個から「シルデナフィル」139mgを検出した。いずれも名称、原材料、製造・輸入者について邦文表示はなかった。
いわゆる健康食品で医薬品成分を含有するものは医薬品とみなされる。厚生労働大臣の承認を受けずに製造販売されたものを販売・授与することは、医薬品医療機器等法第55条第2項で禁止されている。
「MAXMAN」は販売中止・自主回収
都は「BLACK HORSE」について、製品を販売した事業者を所管する横浜市に通報。「MAXMAN」については、販売した新宿区内の店舗に販売中止と自主回収を指示した。また、都のホームページに製品名などを掲載するとともに、関係団体に情報提供した。
タダラフィルは国内で「シアリス錠」などとして承認されている医薬品成分で、勃起不全に用いられる。主な副作用として頭痛、ほてり、動悸などがある。シルデナフィルは、国内ではそのクエン酸塩が「バイアグラ錠」などとして承認されており、主な副作用に血管拡張、頭痛、動悸などがある。
両成分とも、硝酸剤や一酸化窒素(NO)供与剤との併用によって降圧作用が増強し、過度に血圧を下降させることがある。また、死亡例を含む心筋梗塞などの重篤な心血管系等の有害事象が報告されている。
都は、両製品の摂取による健康被害の可能性を否定できないとして、所有している場合は直ちに使用を中止し、健康被害が疑われる場合には速やかに医療機関を受診するよう呼び掛けている。
【編集部】

