女性の健康支える企業の役割(後) 睡眠・ストレス・更年期、3氏が語る仕事との両立
女性の活躍が進む中、睡眠不足やストレス、ホルモンバランスの変化など、健康課題との向き合い方は働き続ける上で重要なテーマとなっている。新日本製薬の座談会後編では、マーケティングと人事の現場で活躍する3氏が、自身の健康管理やキャリア形成の考え方について語った。女性特有の悩みへの向き合い方や働きやすい職場環境のあり方、今後求められる商品・サービスの方向性を通じて、企業が果たすべき役割を探る。
健康課題とキャリアの継続
――(編集部)働く女性の健康課題である「睡眠」、「ストレス」、「ホルモンバランス」、「ライフステージの変化」などについて、率直なご意見をお聞かせください。
宇都宮 女性の個人的な感想としては、ストレスが溜まると睡眠がなかなか取りにくい。そうすると、翌日の仕事のコンディションにも関わってくるということになりますが、それにはあまり男女差はないのかなと思います。
あとは冒頭にお伝えしたホルモンバランスの関係で、月の中でも今日は少し調子が悪いなというタイミングがあるので、それってなかなか言いづらいことでもあるので、その辺はなかなか女性としては大変だというところはありますね。
山田 同じですね。ストレスというのが病気の元と考えます。私はストレスにつながるような課題だったり、悩みというものをまず解決することに重きを置いています。上司だったり、周りのチームに相談する場を必ず持って、会社の中での健康を守っている感じです。
永島 私も日々の健康を保つという意味でいうと、ストレスを溜め過ぎないことと、後はとにかくしっかり寝ること。疲れが溜まっている中で睡眠も十分にとれない状態が続くと、本当にメンタルが削られしまうので、いつでも100%で全てをこなすことはできないので、疲れている時こそ睡眠時価の確保を意識しています。
ストレスを持ち越さないということも大事だと思い、気になったら5分でも10分でも、上司にに相談したり、チームで話し合ったりと、なるべくその日のうちに問題を解決するように意識しています。
加齢と健康意識の変化
――そういう中で、女性として働く中で、ご自身の健康について意識が変わった点ということで、今挙げさせていただいたようなことも含めて、何かその点について変わったことがありますか?
宇都宮 個人で感じることとして、そうですね、社会人になって変わったというか、年齢に比例して変わったこととして、例えば睡眠時間が短いとか、メンタルがちょっと落ち込むとかいうことが、どうしても仕事や体調に影響が出やすくなったと思います。
ストレス解消法としては、休みの日にちゃんと運動を適度にすることで体調を整えるとか、あと寝る前に私は必ずストレッチをするんですけど、そうすることで、血流が良くなるので、入眠しやすくなったりとかも結構個人的にはするので、そういうふうに日頃から仕事に影響が出ないように自分の体調を整えようという意識が年齢とともに高まっているなと感じます。
山田 女性としてというよりも、年を重ねることで出て来る悩みが増えてきます。そこを変えるというよりも、少しでも緩和するために商品開発につなげるところが、意識として出てきたと思っています。
永島 年齢とともに思っていたとおりにいかないという体の変調は感じます。力を入れるべきところと、抜くところというバランスを見極めながら、長く楽しく働いていけるようにしたいと思います。
昔であれば、サプリメントも美しくなるためにいくらでもお金をかけてたくさん摂りますという方もいらっしゃったと思うのですが、今は自分の生活をどうやって楽しく維持できるか、みたいなところに目を向けられて、そのためにサプリメントを摂られる方が増えてきているのかなと思いますので、そうしたニーズに対応する製品開発も進めていきたいと考えています。

働き続けるための自己管理
――宇都宮さんはストレッチをおやりのようですが、他の皆さんは何か。
山田 なるべく歩くことは気をかけています。例えば、会社から家までとか、土・日はなるべく 1万歩以上歩くなど気をつけています。
永島 私は出不精なのですが、なるべく散歩はするようにし、自分でマッサージできる道具を使って、その日の疲れを流すことをしています。
――女性としてキャリアを続ける上で大切だと感じていらっしゃることは何でしょうか。
宇都宮 個人的には、あまり「女性だから」と言いたくない思いがあります。女性が多い会社ではありますが、男性も2割はいますので、やはり男女同じように仕事をしているわけですから、女性だから頑張らなきゃいけないとか、男性に負けないようにというふうな意識というよりも、人として期待されたこと、期待されている成果をきちんと出すというところで努力をするのが、キャリアを築く上では大事だと思っています。気負わず、ただ自分に期待されている内容をキャッチアップして、それに対しての期待を超える成果を出すというところを日頃から心がけています。
山田 自分自身が納得する美と健康を維持することが大事だと思っています。日々の健康の維持を大切にと思っています。
永島 私はバランスを自分自身でうまく取れるようになることが大切だと思っています。仕事を続けていくのであれば、仕事の中で自分の好きなことを見つけて、好きなことを伸ばしていきたいという気持ちを、年齢を重ねたとしても、キャリアが変わったとしても、持ち続けていくことが大切だと思っています。
――女性の健康を支える商品やサービスは、今後どのように進化していくと思いますか。また女性の健康を支える企業として、どのような取り組みが重要になるとお考えでしょうか。
山田 もちろん女性に限らずではあるのですが、パーソナライズに力を入れている企業も多く、未然に防止する取り組みや啓蒙、そういった健康管理ができるアプリだったりシステムだったり、積極的にやっていくべきだと思います。
読者へのメッセージと役割
――女性の健康をテーマにした特集を通じて、読者へのメッセージをお願いします。
宇都宮 女性特有の健康面の悩みとかもあったりする中で、それでもやっぱりちゃんと仕事をしないといけない、もちろん仕事をしてキャリアを築いていきたいというところがあるので、無理せず気負わず、でもしなやかに人生を生き抜いていけるように、日頃から体調に気をつけながら仕事やプライベートを充実させてもらいたいと思います。
山田 新日本製薬として、当社のパーパス、「美と健康の新しいで笑顔あふれる毎日を作る」というところを叶えるために、私たちはさまざまな取り組みを行っています。私たちがこれから出す商品やサービスを女性ならではの目線で叶えていきますのでぜひ期待していただきたいですとお伝えしたいですね。
永島 昔は日々無理をして我慢しなければいけないみたいなところが美化されていた頃もありましたが、自身が快適に過ごすためにさまざまなものを取り入れてよいという意識を持っていただき、取り入れるのであればぜひ新日本製薬の商品を選んでいただけるように、今後も開発やマーケティングを頑張っていきたいと思います。
――女性の健康を支える企業として、新日本製薬が果たす役割をどのように考えていますか。
永島 さまざまな性別・年齢の方の期待に応える商品を作ることが重要だと考えています。
――新日本製薬が今後果たす役割についてお聞かせください。
山田 先ほどお伝えした内容と重複するかと思いますが、新日本製薬のパーパスの実現とが役割だと思っています。悩みを解決し、笑顔あふれる毎日のための商品とサービスを作り出していこうと思っています。
――最後に、後輩の皆さんにお伝えしたいメッセージをお願いします。
宇都宮 そうですね。とにかく頑張りすぎないで、女性だからという風に気負わないでほしいなと思います。自分の人生を幸せに、真っ当に生きるために努力して、キャリアを築いていってほしいですね。
山田 人生の経験を次の世代、後輩に伝えます。私も先輩からいろいろ聞きながら、この年になったらこういうことあるんだというのに対して身構えてきました。予防対策というのは必要ですね。
永島 男女問わず、楽しみを見つけながら、自分のためになるものを積極的に吸収していくことは、どんな方でもやっていけることだと思います。自身の健康を大事にして仕事を楽しむということをバランスを取ってやっていただけたらいいのかなと思います。
――ありがとうございました。
(了)
【聞き手・文:田代 宏】
(文中の写真:新日本製薬の本社外観)
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