1. HOME
  2. 特集
  3. 女性の健康支える企業の役割(前) 新日本製薬社員が語る働き方と商品開発の現場

女性の健康支える企業の役割(前) 新日本製薬社員が語る働き方と商品開発の現場

 女性の社会進出が進む中で、健康課題と就業継続の関係は企業経営における重要なテーマとなっている。新日本製薬では、女性社員比率の高さを背景に、商品開発と働き方の両面から女性の健康を支える取り組みを進めている。座談会では、マーケティングと人事の現場に携わる3氏が登場し、女性の健康意識の変化、サプリメント市場の動向、働きやすい環境づくり、そして今後のヘルスケアの方向性について語り合った。制度と市場が交差する中で、企業が果たす役割と現場の実感が浮き彫りとなった。

<パネラー>
新日本製薬㈱ マーケティング本部執行役員 山田 理佳(やまだ りか)氏
新日本製薬㈱ マーケティング本部 マーケティング部 スタートアップ課課長 永島 杏奈 (ながしま あんな)氏
新日本製薬㈱ 管理本部 人事部人事課 課長代理 宇都宮 由紀(うつのみや ゆき) 氏

――(編集部)簡単に自己紹介をお願いいたします。

宇都宮 新日本製薬株式会社・管理本部人事部人事課の宇都宮と申します。主な業務内容としては、人事の中でも人材育成を中心に担当しています。社員の皆さんがいかに過ごしやすい環境を作るかといった視点を大事に業務をさせていただいています。
入社して約19年になりますが、現在約9年ほど人事部で業務をさせていただいています。

山田 私はマーケティング本部の責任者をしております。入社して20年、主力商品の『パーフェクトワン』も発売からちょうど20年で発売当初から、『パーフェクトワン』の新規のお客様の獲得であったり、ヘルスケアブランド「Fun and Health」の新規開拓や若い方向けの『パーフェクトワン フォーカス』の新規獲得、新規事業立ち上げ、海外事業部を担当しております。

永島 マーケティング本部スタートアップ課で課長を務めております。入社13年目となり、主にオフラインヘルスケアの新規顧客最大化に向けたテスト設計と、それに合わせたクリエイティブのディレクションを担当しています。また、既存ブランドに次ぐ新規事業を立ち上げるべく、各チームメンバーのサポートを行っています。

女性の健康意識と市場変化

――最近、女性の健康への関心が社会的にも高まる中、皆さんご自身がどのように感じていらっしゃるか、そして女性の健康というテーマに対して、以前と比べて意識が変わったと感じる点がありましたらお聞かせください。

宇都宮 常日頃、あまり女性を意識したことはないのですが、女性はどうしても、調子の良い時と悪い時というのがあり、バイオリズムとも関わってきますので、体調が少し優れなくても、なかなか人には言いにくいという時もあると思います。日頃から健康を心がけないといい仕事ができないという点はありますので、女性それぞれみんな健康には気遣っているかなと思います。
意識が変わってきたかというと、そうですね、社会全体で女性の健康に関しても気遣いをしながら仕事しようというところは、男性女性に関係なく、意識は高まってきているなと思いますので、以前に比べると、体調を気遣いながら仕事をしやすくなったというところは、個人的にはあるのかなと思っています。

山田 私もそうですが、共働きの人も結構増え、女性の社会進出とあわせて女性の健康への関心が高まっているのではないかと思っています。
ただ、自分だけの健康ではなく、同じく家族の健康というのも大事に思っています。女性だけとなると、やはりフェムケアなど、今まであまり話に上がってこなかった、タブーだったところに関しても、我慢せずにいろいろ対策するようになったというのは、変わってきていると思っています。

永島 私も共働き・子育て中で、フルタイムでお仕事をさせていただいています。自身の健康状態、家族の健康状態が会社やチームに影響を与えてしまうからこそ、意識的にコントロールしていかなければならないと感じています。
ホルモンバランスの波なども入ってくると、自身でのコントロールが効かないような状況も起こりえますが、それをなるべく外に出さないように業務をこなしていくこと、家族の健康を保つことで、職場でのパフォーマンスが維持できていると思います。
社会全体で男女問わず健康について考えるという意味で、皆さんの意識がどんどん高まっているのはいい傾向だと感じています。

――皆さんのお話をお聞きしただけでも、我々男性との違いが明らかで、体調のコントロールが大変なのだなと改めて感じました。
 そこで女性のヘルスケア市場、女性向けのサプリメント市場において、関心が高いテーマについてお聞かせください。

山田 女性に限ると、美容・エイジングの市場が拡大しています。塗るものから飲むもの、口の中に入れるものへの関心も増えていると思います。
特に当社が美と健康の商品を扱っておりますので、ここに対しては私たちも今後そういった商品を開発していこうと思っています。海外に行くことが多いのですが、それらの市場でもかなり増えてきていると感じています。

栄養管理とサプリの活用

――女性の健康を考える上で、栄養の役割はどのように感じていらっしゃいますか。日常生活の中で、食事、健康食品、サプリメントをどのように使い分けていますか。

永島 私自身は、可能な限り食事から摂れる栄養というものは食事で摂っていきたいと思っています。ただ、普段の献立だけでは栄養が摂り切れない部分や、食品だけではどうしても摂りきれないものがあります。そんな時にこそ健康食品・サプリメントで取り切れない部分を補うことができるように、うまく使い分けたいと考えております。

――どのようなタイミングで摂取されていますか。

永島 食事に関しては、3食ある程度決まった時間で摂るようにルーティン化できています。サプリメントとなると、毎日、いろいろなものに追われているので、職場に来て仕事の合間や、気付いた時にサッと摂れる形状のものが取り入れやすいと思っています。1日1回、自分のタイミングで飲めるものが日常的に取り入れやすいかなと感じています。

山田 私は子育て中で、成長期でたくさん栄養あるものを食べて欲しいと思っています。
また、当社が販売している『スリモアコーヒー』が置き換えダイエットになりますから、毎日必ず飲んでいます。あとは海外出張の時に当社の青汁商品『Wの健康青汁』などを持参して栄養を補っています。

宇都宮 平日は家族と食事の時間がずれますので、私も週末に作り置きを大量にしておいて、それを食べておいてもらうようにしています。山田さんのように朝からお弁当を作るなどはしていませんので、少し気が引けます。皆さん素晴らしい(笑)。
 ただ、会社ではありがたいことに手作りのランチが食堂で食べられますし、夜は作り置きの食事がありますので、考えてみると、出来合いのものというのはあまり食べていなくて、そこできちんと栄養を補っていますね。あとはそれを少し補助するものとして、私も当社のWの健康青汁を飲んで栄養を補っています。

企業が担う役割と商品開発

――新日本製薬様では女性向け商品も多く展開されています。女性の健康を支える企業として、どのような役割があるとお考えですか。

山田 女性の社員が8割と多いため、意識が高いでしょうか。当社はパーパス(社会的意義)に沿った商品の開発に力を入れています。そこの視点を大切にしていますね。
女性も年代別で悩みが変わるので、解決できるものにつながる商品開発というものを行っております。

――お客様のお声というのは。

山田 こういう商品が欲しいとか、こういうのを出してくれないかとかいうお客様から頂くお声です。

働きやすさを支える環境

――御社では、女性活躍推進や健康経営などの取り組みが進められていると聞きますが、実際に働く中でどのような点を実感されていらっしゃいますか。

宇都宮 これは福岡本社だけにはなるのですが、当社の 12階にはカフェテリアがありまして、カフェテリアで調理したランチを食べることができます。

――先ほどのお話に出た食堂ですね。

宇都宮 はい。300円で食べることができるんです。野菜やスープ、メイン(主菜)があり、トータルで大体 500~600カロリーなのですが、管理栄養士が監修していて、 1日に必要な栄養成分の 3分の1は摂取できますので、これをちゃんと毎日食べていると、ある程度健康的な生活は保つことができると思っています。
国では40歳以上の女性に2年に1度の乳がん検診が推奨されていますが、当社では年齢を問わず毎年必ず検診を受ける機会が提供されています。ですから、もしも不安なところがあっても、早期に発見できるように、社員にとって安心感のある環境を整えています。

永島 東京勤務の私はずっと、本社のランチが羨ましいなって思っていますよ(笑)。他には、時間休(1時間単位の有休)が取れることも助かります。自分の事は後回しになりがちで、病院などは休暇を取ってまで・・・と思いがちですが、行っておかないと家族にも職場にも迷惑がかかるので、業務の合間であっても、スケジュールが合えば通院時間を挟むことができるというのがすごくありがたいです。
メリハリをしっかりつけて働いている方が多いからこそ、有給の取得などに関して、取りづらいと感じたことはなく、子供の学校行事なども諦めずに済む。そういったところに理解があるというところが、働きやすいなと感じます。

【聞き手・文:田代 宏】

TOPに戻る

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

INFORMATION

お知らせ