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日常の声で1カ月先のうつリスク予測 CENTRIC、2週間分の音声データでメンタル不調の兆候を捉える技術実証

 CENTRIC㈱(東京都豊島区、山田亮社長)と同社の100%子会社である音声感情解析専門会社ESジャパン㈱(同、以下ESJ)はこのほど、日常業務中の音声データ約2週間相当分から1カ月後のうつ症状リスクを予測できることを確認したと発表した。産業医科大学との共同研究成果に基づくフィールドテストによるもの。
 この予測は、同大学人間工学研究室との共同研究で構築し、国際学術誌Journal of Occupational Healthに掲載された予測モデルに基づくもの。ESJはこの成果を基盤に、声からメンタル不調の兆候をいち早く捉える職場向けサービス「CEEu Mental(シーユー メンタル)」の2026年度展開を進める。
  
 今回の実証は、CENTRIC㈱の熊本・和歌山両支店に所属するオペレーター69人を対象に、4カ月間にわたり実施した。音声感情解析サービスで抽出した感情パラメータを用い、1カ月後のうつ症状リスクを予測するモデルの妥当性を検証した。

 解析の結果、1カ月分のデータからランダムに50%を抽出した条件(約2週間相当)においても、フルデータとの判定一致率98.1%を維持することに成功した。リスク検出精度は感度70.3%、特異度72.4%に達し、リスクありと判定された対象者へのグループ面談による介入では、うつ症状尺度(CES-D)の悪化を抑制する傾向も確認した。

 従来のストレスチェックは本人の自覚後の把握に留まる課題があったが、日常の声を用いた手法は非侵襲かつ継続的に心理状態を可視化できる。1カ月分の連続データが必須ではないことが示されたことで、導入時のデータ取得負荷を抑えた運用の広がりが期待される。

 同社は今後も産業医科大学との共同研究を継続し、科学的根拠の蓄積を図る。2026年度中のサービス開始に向け、ARグラスを活用した新たな実証にも着手するなど、声によるメンタル不調の早期予兆検知技術の社会実装を加速させるとしている。

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