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通販新聞社の質問24項目に回答 機能性表示食品「届出論文」評価委員会設立の経緯を公表

 21日、当社(ウェルネスニュースグループ)が事務局を務める機能性表示食品「届出論文」評価委員会(唐木英明委員長)に関する24項目に及ぶ質問を記載した取材依頼書を受け取った。送り主は、「週刊通販新聞」や「月刊ネット販売」を発行している業界メディア㈱通販新聞社(東京都文京区)で、関係者から質問が来ていることもあり「機能性表示食品届出論文評価委員会について取材させてもらいたい」という。

 同様の疑問を抱いている関係者も少なくないとの思いから、評価委員会の唐木英明委員長に相談の上、できるだけ多くの人に委員会の設立の理由を知ってもらうため、今回、通販新聞社の質問に対する全回答を当社のニュースサイト「ウェルネスデイリーニュース」で公開することにした。

 ただし、個別の回答に移る前に、評価の仕組みについて一部誤解もあるようなので、あらかじめ補足しておきたいと思う。
 当社には、論文の評価を行うことができる高度な専門知識を持つ人材はいないため、評価には一切関わらない。当社は評価委員会委員長の要望に応え、評価について口出しをすることは一切ないという条件で事務局を引き受け、事務作業に徹している。そのような事情なので、評価に関わる質問に回答することは困難である。これから紹介する質問に対する回答の多くは、別紙①「評価委員会発足の経緯」(委員長唐木英明)に記載されているので、そちらをご覧いただきたい。

 以下に通販新聞社の質問(Q)と当社の回答(A)を示す。
 公表する参考資料は、唐木委員長による「評価委員会発足の経緯」(別紙①)、「評価委員会における臨床試験論文の評価方法」(別紙②)――の2点になる。

<Q&A>
Q:評価結果の公開先としている会員は 、貴社のメディア会員と同じとの理解でよろしいでしょうか 。その場合、一体としている理由について教えてください 。

A:同じです。会員に公開する理由は別紙①「評価委員会発足の経緯」に記載されていますのでご覧ください。

Q:貴社は、当該委員会の評価を閲覧できる貴社メディア会員数の増加を目指していますか 。

A:評価委員会のページ閲覧が会員の増加につながるとは考えたこともありませんし、期待していません。現在、会員しか読むことのできない会員専用の記事閲覧ページを作成しています(5月オープン予定)。

Q:会員となる条件(会費等)について教えください 。

A:ホームページ「ウェルネスデイリーニュース」で公表しています。

Q:会費は貴社メディアの運営費用、収益の一部を占めますか 。

A:当然です。御社の広告収益と同様の位置付けになるのではないかと思います。

Q:貴社メディアは、機能性表示食品を含む健康食品関連の企業による広告協賛 、会員入会が事業収益の一部になっているかと思います。そのような中で、取引関係、利害が生じる企業、もしくは 、生じうる企業が実施または活用している研究論文の質について評価すること(委員会事務局として参加すること)に関する適切性について、ご見解をお聞かせください 。

A:評価は委員会が公平、公正に行います。事務局は事務作業に徹し、評価について口出しをすることは一切ないという条件で、事務局をお引き受けしました。従って問題ないと考えています。

Q:各委員と評価対象論文の関係者 、利用者に利益相反が生じないことなど、公平性をどのように担保されるか教えてください 。

A:委員会の運営は委員会委員長および委員の良識あるご判断によるものであり、事務局はこれを尊重します。別紙①発足経緯をご参考ください。

Q:上記に関連し、事務局として委員会に関わる点について、メディアとしての中立性・公平性の観点からもご見解をお聞かせください。

A:単なる事務局として事務作業に協力することがメディアの中立性・公平性をゆがめることになるとは考えていませんし、そのようなことが起こらないように十分慎重に配慮する所存です。別紙①発足経緯をご参考ください。

Q:委員会の発起人、責任者の芳名、ご略歴について教えてください。(複数名の場合は複数名)。また、発起人に貴社関係者が加わられていない場合、なぜ貴社が事務局を務めることになったのか、経緯について教えてください。

A:別紙①発足経緯に記載されていますのでご覧ください。

Q:委員会委員の人数について教えてください。

A:現在、3人です。今後、必要に応じて追加する可能性があると聞いています。

Q:委員長に唐木英明様を選任された理由を教えてください。また、貴社との関係性(過去から現在に至る謝礼の有無、今後の謝礼の有無や取材関係など)について教えてください。

A:別紙①発足経緯にあるように、委員会設置は唐木委員長から当社にご相談があったものであり、唐木委員長には当社の学術顧問をお願いしている関係から、ご依頼にお応えすることにしました。当社は事務作業に限定してお手伝いをするものであり、評価には一切関与しないという条件です。学術顧問の報酬は社会的常識の範囲でお支払いしています。

Q:委員の選任基準、選任理由を教えてください。

A:委員会の運営については委員長および委員のご判断で行われ、当社は関与していません。

Q:委員会の運営費用の負担先を教えてください。また、唐木様をはじめ各委員の方への運営・評価に関する謝礼金(報酬額)について教えてください。

A:当社が負担しています。利益相反などに配慮しなければなりませんので、金額は公表できませんが、別紙①発足経緯にあるように社会常識から見ても少額です。

Q:運営費用を負担するのが貴社である場合、その理由を教えてください。

A:唐木委員長のご依頼で、事務局を務めさせていただいているからです。業界の健全化にいくらかでもお役に立てることを願っております。

Q:委員名を公表しない理由を教えてください。

A:別紙①発足経緯に記載されていますのでご覧ください。

Q:上記に関連し、委員名を公表しない中でどのように評価や評価結果により生じる影響に対する公平性を担保されるのか教えてください。

A:別紙①発足経緯にもあるように、公開することで委員に圧力等がかかることを回避するためであり、科学論文の審査員も同様の理由で公開されていないと聞いています。評価結果が中立・公平であるのかは、評価の内容を見ればおのずと明らかであると聞いています。

Q:評価論文について、「問題があると思われる」(貴社記事中)と判断する評価基準を教えてください。

A:判断は当社ではなく委員会が行います。
委員会の評価基準は別紙②「評価委員会における臨床試験論文の評価方法」をご参考ください。

Q:委員会で規定している評価法は、消費者庁が策定している機能性表示食品の届出ガイドラインと一致するものでしょうか。異なる点がある場合は、その点についても教えてください。

A:これも委員会の判断ですが、委員会の評価基準はガイドラインに沿っているものと聞いています。

Q:「問題があると思われる」論文の評価について、なぜ当該論文の採用企業への情報提供だけでなく、第三者である貴社会員に公開するのか、その理由と必要性について教えてください。また、貴社会員以外に広く公開しない理由も教えてください。

A:これも委員会の判断であり、その理由は別紙①発足経緯に記載されていますのでご覧ください。

Q:「深刻な疑義」(上記同)のある論文の評価について、なぜ消費者庁への報告だけでなく、貴社メディアで公表するのか、その理由と必要性について教えてください。

A:これも委員会の判断であり、その理由は別紙①発足経緯に記載されていますのでご覧ください。なお、深刻な疑義についてはメディアを通じて広く社会に公表する方針と聞いています。

Q:上記に関連し、論文の質に問題のあると思われるもの等について、貴社会員や貴社メディアで公表されることにより、当該論文を採用している企業の届出にどのような影響が生じると考えられているか教えてください。

A:別紙①発足経緯に記載されていますのでご覧ください。

Q:「問題があると思われる」また「深刻な疑義のある」論文の評価結果について、なぜ委員会が貴社のみと共有するのか、また、共有できるのか、それぞれの理由を教えてください。

A:別紙①発足経緯に記載されていますのでご覧ください。

Q:上記に関連し、委員会が評価結果を、機能性表示食品を含む健康食品について取り扱う他のメディアに共有しない理由を教えてください。

A:別紙①発足経緯に記載されていますのでご覧ください。

Q:「問題があると思われる」論文について、評価の確定前に当該企業に「確認することもある」(上記同)とありますが、確認しない場合もあるとの理解でよろしいでしょうか。その場合、確認しない場合と確認する場合の基準を教えてください。

A:これも委員会のご判断ですが、原則、確認すると理解しています。

Q:「深刻な疑義」「重大性」(上記同)とはどのような質のものをいうのか、基準を教えてください。

A:委員会のご判断であり、別紙②の評価の方法に従って判断されるものと理解しています。

※以上、Qは原文ママ
【機能性表示食品「届出論文」評価委員会事務局、ウェルネスデイリーニュース編集部】

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