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藤茶エキスの体脂肪低減機能など検証 オリザ油化が外部CRO機関通じて実施

 オリザ油化㈱(愛知県一宮市、村井弘道社長)が2021年に発売したサプリメント・健康食品向け原材料の「藤茶エキス」について、機能性表示食品制度への対応を目的にしたヒト対象研究が外部CRO機関を通じて実施された。同社が12日、発表した。

 このヒト対象研究では、藤茶エキスの長期摂取による体脂肪低減機能と、単回摂取による食後の血中中性脂肪上昇抑制機能をそれぞれ検証した、という。検証結果に関する速報を、今月17日から19日まで都内で開催される展示会『ifia/HFE JAPAN2023』に出展するのを機に発表する。

 藤茶エキスは、ブドウ葉ノブドウ属植物の「藤茶」(学名:Ampelopsis grossedentata)の葉を原料にしたもの。藤茶葉にはアンペロプシンと呼ばれるフラボノイド類が多く含まれていて、藤茶エキスとしても同成分が標準化されている。

 同社によると、藤茶エキスおよびアンペロプシンの機能性としては、これまでの研究で膵リパーゼ阻害による脂肪吸収抑制機能の他、脂質代謝経路の活性化にともなう脂質の吸収抑制および代謝・分解促進機能を確認している。ヒトを対象にした試験も行っていて、社内で実施した二重盲検比較試験で内臓脂肪面積の抑制、また単盲検のクロスオーバー試験で脂肪食負荷後の血中中性脂肪の上昇抑制がそれぞれ確認できている、という。

 これまでの基礎研究などに加え、外部CRO機関を通じて実施したヒト対象研究の結果を踏まえ、今後、機能性表示食品対応素材として藤茶エキスの原材料販売を展開していきたい考え。年内にも、同社で手がける生コーヒー豆エキスやフコキサンチンに続く、ウェイト(体重)コントロールを訴求できる機能性表示食品対応素材にすることを目指す。

関連記事:藤茶エキスのダイエット機能、基礎研究論文が『Molecules』に

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