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シン・届出ガイドライン公表 W放談シリーズVol.6公開

 ウェルネスニュースグループ(WNG/東京都港区)はきょう(10日)、W放談シリーズVol.6「届出ガイドライン改正へ」をYouTubeチャンネルに公開した。
 
 消費者庁は9月29日、機能性表示食品の届出ガイドラインの一部改正を行った。システマティック・レビュー(SR)の信頼性を高めるために、国際指針「PRISMA2020」への準拠を求めてチェックリストの項目を変更するなど、いくつかのルールの見直しを行っている。
 事業者負担に配慮し、PRISMA2020に基づく届出には経過措置を設けた。責任の所在を明確にするために届出代表者による確認欄も新設した。
 
 また、パブコメを公募した時の一部改正案(概要)などにはなかったものの、質疑応答集にあった問123「届出を公表するまでの期間はどのくらいか」に対する答え「※問78に示す『機能性表示食品(再届出)』の場合、又は問79に示す消費者庁ウェブサイトに掲載している団体による事前確認を受けた届出の場合は30日」とされていた従来の規定の内、消費者庁が指定する事業者団体による事前確認に関する部分が何の前触れもなく撤廃されていた。その理由は今のところ、公にはされていない。パブコメに廃止を求める意見が示されていたのか、それとも全く別の理由からか。消費者庁と、その指定団体とされていた事業者側で事前にすり合わせは行われたのか、今のところ明らかにされていない。消費者団体の中には、「業界団体による届出事前確認体制が頓挫」として拍手を送る向きもある。

 不透明な部分は他にもある。東京大学名誉教授の唐木英明氏は、健康食品試験法研究会および機能性表示食品「届出論文」評価委員会の代表として、改正案に対する意見を提出したものの、公表された31件の中に自らの意見が見当たらなかったとしている。
 取材に対して消費者庁は、31件以外にも意見はあったとし、全てを公表していない旨を明らかにした。現在、WNGではパブコメ全ての開示を消費者庁に求めている。
 このような消費者庁の対応について、動画では唐木氏による憤りのコメントを紹介している。

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    :寄稿「改正ガイドライン」に思うこと

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