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サプリを除く抗酸化能値が高い食品、死亡リスク低下の可能性

(国研)国立がん研究センターの社会と健康研究センターは11日、野菜・果物・緑茶を日常的に摂取することにより、健康寿命の延伸につながる可能性が示唆されたとする多目的コホート研究の結果を公表した。

 研究は、1990年と93年に全国の11地域に在住していた40~69歳のうち、5年後の調査時点で循環器疾患やガンなどに罹患していかった約9万人の男女を対象に実施。食事由来の抗酸化能と死亡との関連性を調べた。

 食事調査票アンケートの結果を用いて、食事由来の抗酸化能値を算出したところ、緑茶、果物、野菜の順に高いことがわかった。研究の対象者を食事由来の抗酸化能値に基づいて4グループに分類し、約17年間にわたって追跡した。分析は、肥満度や喫煙、ビタミンサプリメントの使用などの影響を可能な限り取り除いて行われた。

 その結果、食事由来の抗酸化能値が高いほど、死亡リスクが低下する傾向が認められた。値がもっとも高いグループはもっとも低いグループと比較して、総死亡リスクが15~16%低下していた。特に、循環器疾患死亡や心疾患死亡などで、有意なリスクの低下が見られたと報告している。一方、ガンとの関連性は見られなかった。

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