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アレルギー低減卵の調理適性を確認 キユーピー、広島大学との共同研究を推進

 キユーピー㈱(東京都渋谷区、髙宮満社長)はこのほど、アレルギー低減卵が十分な調理・製菓適性を有することを確認したと発表した。

 同社は、広島大学(越智光夫学長)と2013年からアレルギー低減卵(鶏卵中に含まれる、熱や消化酵素に強いタンパク質を除去することでアレルギーを低減できる鶏卵)の共同研究を開始。22年4月から、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による産学連携プログラム「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」の「共創分野(本格型)」に採択され、10年間のプロジェクトが始まっている。今年4月には、主要なアレルゲンである「オボムコイド」を含まない鶏卵(アレルギー低減卵)の安全性を確認したことを発表した。

 今回、卵の基本的な特性と、ゆで卵・スクランブルエッグ・プリン・スポンジケーキでの調理・製菓適性を評価したところ、アレルギー低減卵は通常卵と比較して熱凝固性が高く、食感などに若干の違いはあるものの、十分な調理・製菓適性を有することが確認されたという。

 同研究成果について、24日~26日に開催された(公社)日本食品科学工学会の第70回記念大会で発表した。

(冒頭と下の写真:同社リリースより)

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