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免疫ケア表示、大麦若葉青汁でも 【機能性表示食品届出DB更新】受託大手の東洋新薬、論文5報採択のSR届出

 消費者庁が8日に行った機能性表示食品の届出情報検索データベース(DB)更新で、青汁の原料となる大麦若葉を由来とする食物繊維について、健康な人の免疫機能の維持に役立つとする機能性表示を行う届出が公開された。届出者は、大麦若葉青汁を主要な受託開発・製造品目の1つとする㈱東洋新薬(本部:佐賀県鳥栖市)。青汁市場が活性化しそうだ。

大麦若葉由来食物繊維、樹状細胞cDC活性化を機序に

 「本品には大麦若葉由来食物繊維が含まれます。大麦若葉由来食物繊維はcDC(通常型樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています」

 東洋新薬が大麦若葉加工食品(大麦若葉青汁)について届け出た免疫ケア機能表示。健康な人の免疫機能を維持する作用メカニズム(機序)として説明したのは、同表示で一般的なpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)ではなくcDCの活性化だった。

 どちらも免疫細胞の一種である樹状細胞に分類される。同様の機序で免疫ケア機能が説明される機能性関与成分としては、今年3月に届出公開された乳酸菌シロタ株(届出者:ヤクルト本社)に続いて2例目。東洋新薬はcDCについて、届出公開に合わせて行った報道発表で、「様々な抗原を認識し、多様な免疫応答において中心的な役割を担う」樹状細胞だと説明した。

 大麦若葉由来食物繊維が免疫機能の維持に役立つとする科学的根拠については、計5報の査読付き論文(いずれもランダム化二重盲検プラセボ対照試験)を採択したシステマティックレビュー(SR)を届け出た。5報とも同社で研究を行い、国内外の学術誌に投稿・掲載されたもの。大麦若葉由来食物繊維の免疫ケア機能を検証するために、時間をかけながら相当の研究投資を行ったことがうかがわれる。

 新たな届出を通じて同社は、同社製の大麦若葉青汁(大麦若葉由来食物繊維)で可能な機能性表示の範囲をさらに広げた。これまでに、便通を改善する・腸内環境を改善する(善玉菌である酪酸菌・乳酸菌を増やす)・肌の潤いを維持して肌の健康を守るのを助ける・睡眠の質(起床時の眠気)の改善に役立つなどといった機能が同成分に報告されている旨の機能性表示を届け出ている。

 同社は今後、他の機能性関与成分を添加することなく、免疫ケア機能表示を軸としながら腸内環境改善など複数の機能性表示を行う大麦若葉青汁を国内健康食品市場に提案できるようになる。

ミカン混合発酵茶葉由来ヘスペリジンに新たな機能性表示

 消費者庁は8日のDB更新で新規17件に届出番号を付与して公開した。内訳は、サプリメント形状6件、サプリ形状以外の加工食品11件、生鮮食品0件。

 既存機能性関与成分のミカン混合発酵茶葉由来ヘスペリジンとして新規の機能性表示を行う届出も公開された。「加齢とともに低下する血管の柔軟性(血管がしなやかであること)の維持に役立つ機能があることが報告されています」と、血管ケアに役立つ旨を訴求する。サプリメント等受託開発・製造のアリメント工業㈱(山梨県南巨摩郡)が届け出た。

 なお、前回1日の更新時に急増していた撤回届出に変動はなかった。4月28日の1日間のみで181件もの撤回がなされたのは極めて突発的な動きだったとみられる。

【石川太郎】

●2026年5月のDB更新:【1日】新規機能性関与成分に紅参熟成エキス 金氏高麗人参、サプリ形状で届け出る

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