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中日本カプ、Co2排出量実質ゼロへ 食品リサイクル発電などの電力プランを導入

 サプリメント・健康食品受託製造(OEM)の中日本カプセル㈱(岐阜県大垣市、山中利恭社長)が食品リサイクルを中心にした循環型エコシステムの稼働に向けた取り組みを今月から開始した。稼働により、Co2排出量が実質的にゼロ化されるという。5日までに発表した。

 新たに取り入れる循環型エコシステムは、JFEエンジニアリング100%子会社の小売電気事業者、アーバンエナジー㈱(神奈川県横浜市)が提供する電力プラン「創電割」などを活用したもの。

 中日本カプセルはソフトカプセル状サプリメントの製造を主力とする。その製造過程で生じるゼラチン残さのうち、再利用出来ないでいた一部の残さを活用し、バイオマス発電事業などを手がけるJ&T環境子会社の㈱バイオマス小牧(愛知県小牧市)でメタン発酵やリサイクル発電を行う。発電された電力は、アーバンエナジーが買い取り、中日本カプセルの第一及び第三工場に供給。同時に、使用電力量に対して再生可能エネルギー指定の非化石証明を用いた電力プランを導入する仕組み。これにより、Co2実質排出量はゼロになるという。

ゼラチン残さの再利用率100%に

 同社は以前から、ソフトカプセルの製造工程で大量に生じるゼラチンシート残さの再利用プロジェクト「ゼライクル」を進めていた。主に肥料として再利用しているが、残さの一部は再利用が出来ないでいた。それを、新たに導入する循環型エコシステムに取り入れ、リサイクル発電の電力として活用することで、残さの再利用率が100%に達するという。

関連記事:中日本カプセル、ゼラチン残渣に価値を見いだす 【SDGsと健康食品産業】

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