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9月消費者物価2.1%上昇 食料2.8%高、米は下落も魚介類など値上がり

 総務省が23日に公表した9月の全国消費者物価指数(2025年=100)によると、総合指数は102.2となり、前年同月比2.1%上昇した。前月比(季節調整値)は0.4%上昇。総合指数の前年同月比上昇率は、8月の1.9%から0.2ポイント拡大した。一方、食料は前年同月比2.8%上昇と、8月の3.1%から上昇幅が縮小した。米の価格が下落する一方、生鮮魚介や調理食品、飲料などでは値上がりが続いている。

 生鮮食品を除く総合指数は102.3で、前年同月比2.1%、前月比(季節調整値)0.5%それぞれ上昇した。生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は102.8となり、前年同月比2.4%、前月比(同)0.5%それぞれ上昇した。

 生鮮食品を除く総合指数の前年同月比上昇率は、8月の1.7%から0.4ポイント拡大した。総務省によると、宿泊料と水道料がそれぞれ0.07ポイント、生鮮食品を除く食料が0.04ポイント、家庭用耐久財が0.03ポイント、教養娯楽用耐久財が0.02ポイント、上昇幅の拡大に寄与した。

食料2.8%高、米は21.1%下落

 10大費目では、食料が103.6となり、前年同月比2.8%上昇した。8月の3.1%上昇から上昇幅は0.3ポイント縮小した。うち生鮮食品は2.1%、生鮮食品を除く食料は2.9%それぞれ上昇した。8月は生鮮食品が6.0%、生鮮食品を除く食料が2.7%上昇しており、生鮮食品の上昇幅が縮小する一方、生鮮食品を除く食料の上昇幅は拡大した。

 食料の主な内訳を見ると、生鮮魚介が前年同月比13.9%上昇し、さんまが27.8%高となった。調理食品は4.2%上昇し、からあげが9.6%高。菓子類は4.3%上昇し、アイスクリームが6.4%高となった。

 このほか、肉類は4.3%上昇し、輸入牛肉が13.1%高。飲料は6.0%上昇し、緑茶が33.8%高となった。外食も2.5%上昇し、すし(外食)は15.5%高となった。

 穀類は前年同月比5.0%下落した。うるち米(コシヒカリを除く)は21.1%下落し、総合指数の前年同月比上昇率を0.15ポイント押し下げた。

エネルギー0.6%下落、政策効果も

 エネルギーは前年同月比0.6%下落した。8月の0.7%下落から下落幅は縮小した。内訳は、電気代が2.4%、ガソリンが2.6%それぞれ下落。都市ガス代は0.2%上昇した。プロパンガスは6.3%、灯油は15.3%それぞれ上昇した。

 総務省の試算によると、ガソリンの暫定税率廃止及び政策による効果は、9月の総合指数の前年同月比上昇率を、エネルギー全体で0.82ポイント押し下げた。このうちガソリンによる押し下げ効果が0.48ポイントと最も大きく、電気代が0.24ポイント、灯油が0.07ポイント、都市ガス代が0.03ポイントだった。

 エネルギーによる総合指数への寄与度はマイナス0.04ポイントとなり、8月のマイナス0.05ポイントからマイナス幅が縮小した。電気代はマイナス0.08ポイント、ガソリンはマイナス0.05ポイントとなった。プロパンガスはプラス0.03ポイント、灯油はプラス0.06ポイントだった。

 食料以外の費目では、家具・家事用品が前年同月比6.5%、教養娯楽が3.9%、交通・通信が2.5%、保健医療が2.8%それぞれ上昇した。家具・家事用品ではトイレットペーパーが17.8%高、交通・通信では自動車保険料(任意)が5.9%高となった。

 教育は前年同月比3.8%下落した。内訳では、私立高校授業料が73.2%下落し、総合指数の前年同月比上昇率を0.15ポイント押し下げた。

【谷山 勝利】

発表資料はこちら(総務省HPより)

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