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創業80年の結束力で未来を切り拓く 日光ケミカルズ、世界を牽引するグローバル・ニッチトップへ

 1946年の創立以来、界面活性剤のパイオニアとして化学の力で日本の産業を支えてきた日光ケミカルズ㈱(東京都中央区、中原秀之社長)。幾多の経済危機や震災といった困難を、グループ一丸となった「結束力」で乗り越え、現在は2035年に向けた売上倍増と海外売上比率50%超という野心的なビジョンを掲げる。伝統を継承しながら若手の主体性を原動力に、「攻め」の経営を加速させ、次なる100周年に向け挑戦する。

難局を突破する絆と信頼、誠実な対応が財産となる

 同社が長年提供してきた価値は、多くの製品の誕生を支えてきた。その根底にあるのは「人々の生活向上に貢献する」という揺るぎないミッション。数々の難局を乗り越える中で同社が最大の強みとしてきたのが、社員、そしてお取引先との間に築かれた強固な「結束力」。
 特に象徴的なのが東日本大震災時の対応で、当時、栃木県宇都宮市の工場が被災し、物流が完全にストップする事態に陥った。海外市場からの懸念に対して、同社はどこよりも早くガイガーカウンターを導入。数日おきに現状を報告する「レターニュース」を発信し続けた。この誠実な姿勢と長年の信頼関係があったからこそ、欠品が生じてもお取引先から温かい支援を受けることができた。中原秀之社長は、「当時の教訓とノウハウが、現在の同社にとって大きな財産になっている」と語る。

人を大切にする文化守り、業界発展へ技術を還元

 創業以来、同社が大切にしてきた根幹は「人を大切にする文化」。社員が成長するための投資は年々拡大している。また、「業界への貢献」にも注力する。その象徴が、50年以上にわたり継続されている「開放研究室(オープンラボ)」。東京・日本橋の本社近くにある同施設は、国内外から年間約450人もの技術者が訪れる学びと解決の場となっている。技術ハンドブックの発行を含め、業界全体の技術レベル向上を牽引している。

若手が躍動する攻め経営、海外市場への挑戦加速

 中原社長のモットーは「社員に生き生き、ワクワク働いてほしい」というものだ。その思いは、25年以上前から続く「海外留学制度」などに結実している。かつては背中を押す必要もあったというが、今では若手社員が男女問わず自ら立候補し、1年待ちの状態になるほど意欲が高まっているという。海外拠点開設などの際にも立候補制を採用しており、自らチャンスを掴もうとする主体的な社員の存在が、同社の「攻め」の経営を支えている。中原社長にとって、「自律的に成長を目指す社員の姿は経営者として何よりの喜び」だという。
 2035年に向けた同社の計画は、単なる規模の拡大ではなく、目指すのは世界で揺るぎない存在感を示す「グローバルなニッチ・ケミカルカンパニー」。大手にはない市場を見出す「探索力」と、グループの総合力で課題を解決する「突破力」を武器に、化粧品原料のみならず、医薬品、食品、半導体洗浄剤といった新たな成長分野へ注力する。

COMPANY INFORMATION
所在地:東京都中央区日本橋馬喰町1-4-8(本社)
TEL:03-3662-0371(代表)
URL: https://www.nikkol.co.jp/
事業内容:パーソナルケア・医薬品・化成品原料の研究・処方開発、情報の提供や販売、開放研究室によるお客様サポート

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