7月消費者物価総合指数1.9%上昇 食料は3.5%高、生鮮食品は7.0%上昇
総務省がきのう21日に公表した2026年7月の全国消費者物価指数(2025年=100)によると、総合指数は102.0となり、前年同月比1.9%上昇した。前月比(季節調整値)では0.4%上昇した。
生鮮食品を除く総合指数は102.1で、前年同月比1.8%、前月比(季節調整値)0.3%それぞれ上昇。生鮮食品とエネルギーを除く総合指数も102.1となり、前年同月比1.9%、前月比(同)0.3%上昇した。
総合指数の前年同月比の上昇率は、6月の1.6%から0.3ポイント拡大した。生鮮食品を除く総合指数も6月の1.6%から0.2ポイント拡大している。
食料3.5%高、生鮮魚介12.4%上昇
10大費目では、食料が103.1となり、前年同月比3.5%上昇した。うち生鮮食品は7.0%、生鮮食品を除く食料は3.0%それぞれ上昇した。
食料の主な内訳を見ると、生鮮魚介が前年同月比12.4%上昇し、まぐろが20.4%高となった。生鮮野菜は6.6%上昇し、トマトが13.5%高。菓子類は6.1%上昇し、ポテトチップスが13.3%高となった。
このほか、飲料は5.5%上昇し、緑茶が29.2%高。調理食品は3.5%上昇し、からあげが8.3%高となった。肉類は3.9%上昇し、輸入牛肉が11.0%高。外食も1.7%上昇し、ハンバーガー(外食)は13.2%高となった。
エネルギー0.6%上昇、政府支援も
エネルギーは前年同月比0.6%上昇した。内訳は、灯油が15.7%、プロパンガスが6.5%それぞれ上昇。電気代は0.1%、都市ガス代は1.1%、ガソリンは1.8%それぞれ下落した。
電気・都市ガスについては、政府が7月から9月まで料金支援を実施している。7月使用分では、低圧電力で1kWh当たり3.5円、高圧で同1.8円、都市ガスで1㎥当たり14.0円を値引きしている。経済産業省は、7月の標準的な家庭について、電気料金で1,300円程度の引き下げ効果を見込んでいる。
同支援には、2026年度一般会計予備費から5,135億円が計上されている。国が指定した単価で需要家の電気・都市ガス料金を値引きした小売事業者に対し、その値引き原資を国が補助する仕組み。経済産業省は、7~9月の電気・ガス料金支援により、家計や企業などの負担軽減を図るとしている。
ガソリンなどの燃料油にも政府の価格抑制策が講じられている。ガソリンについては、全国平均小売価格が1リットル当たり170円を超えると見込まれる場合、その超過分を補助する「緊急的激変緩和措置」を実施。軽油、重油、灯油についてもガソリンと同額を支援している。
生鮮食品を除く総合指数の上昇率が6月から0.2ポイント拡大した要因について、総務省は、ガソリンの下落幅が拡大したものの、電気代と都市ガス代の下落幅が縮小したことなどを挙げている。
【谷山 勝利】
発表資料はこちら(総務省HPより)

