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魚をほとんど食べない人、大動脈疾患の死亡リスク2倍に

<国立がん研究センターと筑波大学、世界で初めて明らかに>

 魚をほとんど食べない人は大動脈疾患の死亡リスクが2倍に高まることが15日、国立がん研究センターと筑波大学の研究グループによる研究結果からわかった。魚の摂取と大動脈疾患による死亡との関連性を疫学的に明らかにしたのは世界初という。

 研究グループは、国内の8つの大規模コホート研究を対象に、魚の摂取頻度を「ほとんど食べない」「月1~2回」「週1~2回」「週3~4回」「ほとんど毎日」の5群に分類。「ほとんど食べない」群に対する大動脈疾患死亡リスクを算出した。その後、全てのコホートの結果を統合し、魚の摂取頻度と大動脈解離や大動脈瘤による死亡リスクとの関連性を検討した。

 その結果、「週1~2回」食べる群と比べて、「ほとんど食べない」群では大動脈解離の死亡リスクが2.5倍(95%信頼区間1.1-5.5)、大動脈瘤の死亡リスクが2.0倍(同0.9-2.1)、大動脈疾患全体では1.9倍(同1.1-3.3倍)となった。

 一方、「月1~2回」食べる群では、「週1~2回」群と比べて、大動脈解離の死亡リスクの上昇は認められなかったが、大動脈瘤でやや上昇する傾向にあった。

 これらの結果から、魚の摂取頻度が非常に少ない人では大動脈疾患の死亡リスクが高まるが、月に1~2回食べていればリスクは高くならないと報告している。

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