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農水が後押し食品工場のロボット導入 ロボット導入のための「衛生管理ガイドライン」公表

 農林水産省は17日、食品製造現場における衛生管理にロボットを導入する際の「衛生管理ガイドライン」を公表した。
 他の製造業に比べて労働生産性が低いと言われる食品製造業において、ロボットなどの最先端技術の導入は衛生管理上も大きな課題とされてきた。

 最先端技術の開発や導入・保守を行うシステムインテグレーター(以下、Sier)や機械メーカーにおける衛生管理に対する理解が進まないのもその一因とされている。

 2021年6月から食品衛生法に基づき、原則全ての食品事業者にHACCPに沿った衛生管理の実施が義務付けられた。Sierらの衛生管理への理解が必須のものとされたことで農水省は、(一社)日本惣菜協会が代表となるコンソーシアムに委託し、Sier、機械メーカー、食品製造事業者の協力を得ながら、ガイドラインを策定することとなった。

 本ガイドラインには、ロボットなどの先端技術を、食品の安全性を確保しながら衛生的に使用するために検討すべき項目がまとめられている。

<内 容>
第1章 ガイドラインの基本的な考え方と定義
第2章 ロボットシステム導入に向けた手順
   食品製造現場へのロボット導入プロセスの全体像を解説
第3章 食適対応ロボットとして備えるべき機能
   食適対応ロボットがクリアするべき構造、材質、潤滑剤、表面処理について解説
第4章 非食適対応ロボットを使用する場合の留意点と対策
   非食適対応ロボットを食品製造現場に導入する際の衛生管理上の危害要因と対策を解説
第5章 ロボットの設置から運用開始前までの留意点
   ロボットの設置、運用の各段階において、食品製造現場の観点からの確認事項を解説
第6章 ロボット運用開始後の維持管理
   ロボットの維持管理において、食品製造現場の観点からの確認事項を解説
第7章 教育
   SIerと食品製造現場管理者への教育事項を解説
別添 ロボット導入にあたりSierが実施するチェックリスト

ガイドラインなど詳細はこちら(農水省ホームページより)

(冒頭の写真:ガイドライン表紙より)

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