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第2回「栄養成分表示検討会」開催 包装前面栄養表示の方向性を議論

 消費者庁は1月31日、「第2回分かりやすい栄養成分表示の取組に関する検討会」(座長 石見佳子氏 東京農業大学教授)を開催した。検討会の模様はYouTubeでもライブ配信された.

 昨年11月に開催した1回目の会合では、栄養成分表示制度をめぐる事情や、分かりやすい栄養成分表示の取組の推進に向けた論点について議論が交わされた。今回、国内における食品関連事業者の自主的な取り組みや消費者のインタビュー調査結果を踏まえ、包装前面栄養表示(FOPNL)の基本的な方向性についてディスカッションが行われた。

「適切な情報量」「表示形式の統一」で見やすい表示に

 国内の大手事業者の取り組みでは、1つの食品を提供するサービングサイズが各社で異なるため、「将来にはレギュレーションの統一を図ることで消費者に分かりやすい表示方法を」、「表示の標準化が遅れると消費者の誤認などもある。国の栄養政策として先手を打つことも必要」などの意見が示された。

 現状の栄養表示の捉え方や活用に関する消費者のインタビューでは、表示を見ない理由として「見づらく読む気が失せる」、「数値の意味が分からない」などの実態が報告された。これに対しては「情報量を適切にする」、「統一した表示形式とし、消費者自らが判断しやすいよう改善する」などの方向性が示された。

栄養表示「イタリア方式」推す声多数

 また、どのような栄養表示が必要かについては、糖質・脂質・たんぱく質など現状の5項目に加えて、「どの年齢階級においても減塩に取り組むべき。塩分相当量だけ独立して前面に出すというかたちがあってもいい」などの意見も出たが、「まずはフロントパッケージをこういう方向性でやりますということを各事業者に理解してもらった上で、任意のまま進める」とした。

 さらに、諸外国の表示方式からわが国にもふさわしいと思われるものでは、色分けをすると優先度が高いなどと誤認される可能性もあることから、色分けや協調表示をせず、シンプルに単色で数値を表示するイタリアの方式を推す声が多かった。

 栄養表示にはなんらかのルールが必要だ。消費者の混乱のないよう普及・啓発していくにはどのような表示方法が良いのか、消費者庁ではさらに議論を深めるため、3月12日に3回目の検討会を開催する。

【堂上 昌幸】

(冒頭の写真:趣旨説明を行った消費者庁の依田学審議官)

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