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森下仁丹、カプセル技術を共同研究 
ロレアルとの取り組み、L’OREAL「アクティブデリバリーカプセル」

 森下仁丹㈱(大阪市中央区、森下雄司社長)は2日、シームレスカプセル「アクティブデリバリーカプセル」の開発に成功したと発表した。日本ロレアルリサーチ&イノベーションセンター(研究所:神奈川県川崎市、 アミット・ジャヤズワル所長)との共同研究によるもの。
 
 同社のシームレスカプセルは、 継ぎ目がなく真球に近い球形をしている。その形は、葉の上で水滴が出来るように界面張力を利用した「滴下法」による独自の技術で作られている。大きさは0.5mm~8mmの範囲で、自由にサイズを調整することが可能。継ぎ目がないため、 液体を内包することができる。
 
 今回開発したカプセルは、 ロレアル初の、皮膜に植物由来の化粧品有用成分を高濃度に含んだもの。また、シームレスカプセル技術により、ビタミンE、ビタミンC誘導体、フェルラ酸などの化粧品有用成分を配合した液体の内包物を、酸化や変質などから長期にわたり安定的に守ることができる。このカプセルを用いた製品が、ロレアルグループより、今春発売される予定。

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