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東洋新薬がSDGs対応化粧品ボトル 日本独占提供、医薬部外品での利用も提案

 SDGs(持続可能な開発目標)に対応できる環境にも配慮した新しい化粧品ボトルの取り扱いを、化粧品の受託開発・製造を手掛ける㈱東洋新薬(本部:佐賀県鳥栖市、服部利光社長)が始めた。アウターボトルの中に、内容物を充填したインナーボトルを入れる二層構造の化粧品ボトルで、インナーボトルは取り換え可能。アウターボトルは、プラスチック以外に紙をはじめバイオマス樹脂などさまざまな素材に対応できるという。「サステナブル化粧品ボトル」として国内化粧品市場に提案する。

 21日発表した。この新しい化粧品ボトルは、環境配慮型容器の開発を行う韓国の新興企業(2018年設立)、INNERBOTTLE社(Steve Oh代表)が開発したもの。日本では東洋新薬が独占提供するという。化粧品事業で強みとする医薬部外品の設計に取り入れることも提案し、SDGS、サステナブルなどの価値を付加した製品を顧客に提供していく。

 東洋新薬によると、このサステナブル化粧品ボトルの特長には、化粧品内容物の酸化を防ぐとともに「最後の1滴まで使用」できることがある。内容物を充填するインナーボトルに弾力性の高い素材を採用しているためで、使うたびにインナーボトルが少しずつ収縮し、最終的にはほとんど残らない状態まで縮む。

 また、インナーボトルは取り換え可能。そのため、アウターボトルは洗浄することなく繰り返し利用できるほか、内容物がアウターボトルに触れない仕様でもあるため、アウターボトルに使用する素材の選択に幅を持たすこともできる。「プラスチック、紙、ガラス、アルミニウム、生分解性ボトルに加えバイオマス樹脂など幅広いサステナブルな素材の選択も可能となる」という。

【石川 太郎】

(冒頭の画像:サステナブル化粧品ボトルの仕様。伸縮性のあるインナーボトルをアウターボトルの中に入れる。下の画像:化粧品を使うたびにインナーボトルが少しずつ縮んでいくため最後まで使い切れる。いずれも東洋新薬提供)

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