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愛知県、「通販」「フリマ」「食の安全」について調査結果発表

 愛知県は18日、同県の消費生活モニター147人(女性91人、男性44人)を対象に行ったインターネット通販、フリーマーケットなどに対する意識調査の結果を発表した。調査方法は郵送。期間は8月28日~9月11日まで実施し、回収率は91.8%だった。

 調査目的は、インターネット通販に関する消費生活相談が増えるなか、フリマサービスなどの個人間のインターネット上でのトラブルも含め、消費者意識・認知度・意向などを把握し、今後の施策に活用するためとしている。

 インターネット通販の利用頻度は135人中102人が「月に1回以上」とし、「2~3カ月に1回以上」14.1%、「半年に1回以上」10.4%だった。
 利用したことがないと回答した人は33人。理由として「興味がない」12.6%、「興味はあるが、利用したことがない」11.9%だった。

 フリマサービスで商品を購入したことがあると回答した人は134人中36人。「2~3カ月に1回以上」6.7%、「年に1回以上」6%、「これまでに1度は利用した」4.5%だった。
 利用したことがないと回答した人は98人で、「興味がない」35.8%に対し、「興味はあるが、利用したことがない」37.3%だった。

 フリマサービスで商品を売ったことがあると回答した人は131人中28人。「2~3カ月に1回以上」が6.1%と最も多かった。「これまでに1度は利用したことがある」5.3%、「週に1回以上」3.1%だった。
 利用したことがないと回答した人は103人で、「興味がない」34.4%に対し、「興味はあるが利用したことがない」44.3%だった。

 インターネット通販やフリマサービスを利用しない理由について、「商品を直接自分の目で見て購入したい」25%、「個人情報を登録したくない」22.7%、「利用の仕方がよくわからない」13.6%、「偽サイトかもしれない」11.4%に続き、「定期購入トラブルが多いから」10.2%だった。
 一方、利用するきっかけとして、「自分の都合の良いときにいつでも買い物ができる」31.3%に続き、「インターネット通販の方が安く商品を購入できる」28.7%と、トラブルの原因となりかねない動機がインターネット利用の背景にあることがうかがえた。

 また、食の安全・安心についても調査した。食の安全に影響を及ぼすものとして特に不安に思っているものについて、115人が回答(3つまで選択可)した結果、「食品添加物」67、「遺伝子組み換え食品」56、「残留農薬」43、「食品中の汚染物質」32、「放射性物質」29に続き、「いわゆる健康食品」28だった。

<食の安全・安心に関する意見>
・安全・安心な食のためには子供の頃からの教育が大切。社会全体で考える問題。(60代、女性)
・今回初めてハサップの言葉を聞いてネットで検索した。知人もあまり知らなかった。(60代、女性)
・県産の食品をなるべく購入したいが、それ以外のものが多いためマルシェや道の駅などの情報発信を望む。食の安全・安心は関心が高い。新しい情報がほしい。(40代、女性)
・遺伝子組み換え食品や輸入食品の規制強化を望む。自給率の向上に努めてほしい。(60代、女性)
・定期的な検査の実施を望む。食の安全はきゅうりをまっすぐにするものとは違うことを販売店に教育してほしい。(50代、男性)
・食品の生産地をはっきり表示してほしい。県名だけではなく、市・町まで記載しているとわかりやすいと思う。(40代、女性)
・食品のデリバリーが多くなり、衛生管理がどうされているかが心配。(80代、男性)
・高温多湿の環境で常温保存と記載のある食品の保存方法と安全性を知りたい。(50代、女性)
・食品表示を分かりやすく。国内製造は国産品かどうかわかりにくい。(40代、女性)
・加工食品の原産国表示が不安。遺伝子組み換えやゲノム編集食品の表示の充実を望む。(60代、女性)
・消費者が食品を選択する基準は表示なので、不正をなくすような施策を望む(60代、女性)
・消費生活モニターになって、食の安全に対して無知なことに気づいた。地元紙など多くの人が見る媒体に食の安全についての情報を取り上げては?(60代、女性)
・野菜に使われる薬剤について、小学生のうちに正しい洗い方や新鮮な食材の選別の方法などを食育の一環として取り入れるとよい。ゴミ分別、マネー教育も同様。(50代、女性)
・コロナが注目され、食品の安心・安全への注目が薄れている感じがする。バランスの取れた情報に興味を持っていけるようにしたい。(70代、男性)
・アンケートを通じて自分の知識になった。逆に言えば相当知らないことが多い。テレビのCMで食の安全について啓発してほしい。(40代、男性)

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