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問題拡大、ジャムー茶からステロイド 新たに2品目から検出、香塾堂の製品からも

 海外から輸入された「ジャムー・ティー」と称する粉末状のお茶から医薬品成分のステロイド、デキサメタゾンが検出された問題が広がった。(独)国民生活センターは17日、新たに2製品から同成分が検出されたと発表。これを受けて厚生労働省は、医薬品医療機器等法に違反する恐れがあるとして、同2製品の加工事業者を所管する大阪市に対し、当該事業者への調査、指導を要請した。

 国センは先月12日、㈱香塾(大阪市都島区、大野康行社長)が花粉症に対する効果をほのめかしながら販売していた『ジャムー・ティー・ブラック』からデキサメタゾンが検出されたと発表。成分分析を行ったのは、医療従事者からの情報提供がきっかけだった。類似の製品が販売されていたため、同月上旬、3製品をインターネット通販で購入し分析したところ、香塾堂㈱(大阪市北区)が加工する『ジャムー・ティー・ブラック(無糖タイプ)』と、㈱澪森(大阪市中央区)が加工する『森澪混合茶(ジャムーティーブレンド ショウガ+)微糖タイプ』の2製品からもデキサメタゾンが検出された、という。残りの1製品からは検出されなかった。

 国センでは、デキサメタゾンが検出された製品を飲用している消費者に対し、医療機関に相談するよう呼び掛けている。ステロイドを継続的に飲用している人が急に飲用を止めると、身体への影響が生じる恐れがあると、としている。

 最初にデキサメタゾンが検出された製品を販売していた香塾によると、当該製品はインドネシアの製造会社から原材料を輸入し、国内で包装、販売していた。「製造会社に混入経路を確認したうえで、その結果を弊社のホームページで改めご報告する予定」だとしているが、今のところ情報は更新されていない。

(冒頭の写真:ステロイドが新たに検出されたジャムー茶2製品。国センの報道発表から)

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