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健食原材料44素材の市場規模は? 21年度は3%増の1,894億円、22年度も増加見込み

 健康食品やサプリメントなどに配合される機能性食品素材(原材料)の国内市場規模を㈱矢野経済研究所(東京都中野区)が調べたところ、2021年度は流通金額ベースで1,894億7,700万円となり、前年度と比べて3.1%増加した。流通量も3.7%増えた。コラーゲンやDHA・EPAをはじめエクオール、NMNなど44原材料を対象に調べたもので、22年度はさらに増加し1,955億1,000万円が見込まれるという。同社が1日、発表した。

矢野経済調べ 23年度も拡大を予想

 矢野経済研究所の調べによると、機能性食品素材の主な用途である健康食品は市場の伸長率が鈍化している。だが、一般食品の分野で「健康」を付加価値とする製品の開発、販売が活発化していることを受け、21年度に続き22年度も「需要・流通量の拡大につながる」と同社では見ている。23年度も拡大が続くと予測しており、1,987億5,500万円の市場規模予測を提示した。

 同社は発表の中で、「注目トピック」として、需要増が期待される素材を2つ挙げた。

 1つは、ウコンや肝臓加水分解物などの肝臓機能対応素材。新型コロナ禍で、外での飲酒機会が減少したため流通量が減っていたものの、22年度以降は「コロナ禍前の水準に戻って」いると指摘。「外出先での飲酒需要の回復とともに、肝臓機能対策での市場拡大が期待される」という。

 もう1つはフェムケア素材。「特に今後成長が期待される分野」だとしつつ、「需要が高まっている」としている。エクオール、大豆イソフラボン、ヘム鉄などの素材の販売量が今後、「増えるとみられる」。

【石川 太郎】

(冒頭の画像:矢野経済研究所の報道発表資料から)

関連記事:機能性表示食品の2021年度市場規模について 矢野経済調べ

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