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今月初、届出情報公開

積み上がる機能性表示食品、新たに33件
 消費者庁は9日、機能性表示食品届出データベースの更新を行い、計33件の届出を新たに公開した。これにより、今年度の届出番号「G」シリーズの届出総数は666件となった。今年に入って1,074件、累計4,684件。食品区分別では、サプリメント形状19件、その他の加工食品12件、生鮮食品2件だった。
 今年度は、前年度の同時期と比較して100件近く多い水準で届出が積み上がっている。

 11月に入ってから初の更新となった。30件余の届出が公開されたが、機能性関与成分について新規成分は見当たらず、またヘルスクレーム(届出表示)に関しても目新しいものはなかった。

 今回公開された届出の届出者の顔ぶれを見ると、エバーライフ(福岡市中央区)、ニップン(東京都千代田区)、ファンケル(横浜市中区)、アテニア(横浜市栄区)、富士フイルム(東京都港区)などといった機能性表示食品の常連企業をはじめ、ホームセンターチェーンを運営するカインズ(埼玉県本庄市)など28社。3件目の届出となるカインズが今回、機能性関与成分として白刃の矢を立てたのはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン。「中高年の方の歩く力を維持」する働きが報告されていることを訴求する。

 ニップンは、マスリン酸とN-アセチルグルコサミンの2つを機能性関与成分に、「筋肉」および「ひざ関節」に対する働きをダブルで訴求するサプリメントを届け出た。オリーブ果実抽出物に含まれるマスリン酸はニップンの独自素材で、これまでに同社から2件の届出実績がある。訴求機能は「筋肉に軽い負荷がかかる日常的な運動と併用することで、加齢によって衰える筋肉量を維持する機能があることが報告されています」。

 また、ファンケルは、プラズマ乳酸菌とラクチュロースの2つを機能性関与成分に、免疫に加えて腸内環境に対する働きを同時に訴求するドリンク型サプリメント「免疫サポート 腸内環境プラス ドリンクタイプ」を届け出た。プラズマ乳酸菌に関する届出は、これまでに20件以上が公開されているが、ほかの機能性関与成分と組みわせてダブルヘルスクレームを行う届出は今回が初めて。

届出公開から1カ月足らずで取り下げ

 一方、30件超の届出が新たに公開された裏側で、ある届出が取り下げられていた。届出データベース情報によると、今月4日付で「エノキパウダー」を商品名とする加工食品の届出が撤回された。機能性食品素材の研究・開発などを手掛ける新興企業のシー・アクト(東京都千代田区)が届け出ていたもので、機能性関与成分は「エノキタケ由来脂肪酸(リノール酸、α-リノレン酸)」。同社は撤回理由について、「機能性関与成分の変更のため」と説明している。この届出は先月7日に公開されたばかり。届出公開から1カ月足らずで取り下げたことになる。

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