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ユーグレナ、化粧品ODM事業に進出 サティス製薬など受託製造企業3社を完全子会社化

 ㈱ユーグレナ(東京都港区、出雲充社長)が化粧品受託製造企業を買収して化粧品ODM(Original Design Manufacturing)事業に乗り出す。同事業をヘルスケア事業の中核と位置づけ、グループの成長を加速させる狙い。スタートアップや小規模企業を主な顧客にして化粧品の受託開発・製造を手がける㈱サティス製薬(埼玉県吉川市、山崎智士社長)など3社を完全子会社化する。10日に発表した。

 発表によると、ユーグレナは今月10日付で、グループ会社を通じて取引関係のあるサティス製薬の他、サティス製薬グループの化粧品受託製造企業、日本ビューテック㈱(長野県駒ケ根市、山崎智士社長=サティス製薬社長)との間で株式交換契約を締結した。両2社が今月15日に臨時開催する株主総会で承認を得ることを条件に、来月1日にも、両2社の全株式を簡易株式交換の手続きで取得して完全子会社化する。さらに、同じ10日付で、両2社と一体的に化粧品受託製造を手がける㈱ナユタ(東京都中央区、山崎尋士社長)との間で株式譲渡契約を締結。現金を対価として全株式を取得し完全子会社化するという。

 「当社グループの更なる成長を実現し、サステナブルな未来を共に創り上げていくことができる」。ユーグレナは発表の中で、同3社を買収する理由をそう説明。「今後は、化粧品ODM事業を当社のヘルスケア事業における中核事業として位置づけ、当社の研究や営業等の関連機能をサティス製薬グループと緊密に連携させ、サティス製薬グループと共に当社グループの成長を更に加速させる」という。

 ユーグレナの発表によれば、サティス製薬グループの2022年度業績は、売上高が86億9,000万円、調整後EBITDA(償却前営業利益)が13億5,700万円の増収増益。ただ、23年12月期は、大口先からの受注減少で売上減が見込まれるという。「今後は新規受注の強化及び当社(ユーグレナ)とのシナジー創出に注力し売上反転を目指す」としている。

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