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パラミロン研究会、第1回学術集会をオンラインで開催

ミドリムシ属が生成するユーグレナグラシリスEOD-1PMなど、パラミロンに由来する成分を用いて多面的な研究を行う「パラミロン研究会」(矢澤一良会長)は11月24日、オンライン配信による学術集会を開催した。過去2回はリアルでの開催だったが、今年度はリモート配信による全3回シリーズの第1回目。

 まだ一般認知の低いパラミロンの成分が学術的エビデンスに基づいて人々の健康に寄与するものであることを広く知らせる目的で設立された同研究会。コロナ下の対応としてウェビナーの形で開かれた第1回のテーマは「疲労感とパラミロン」だった。
  演者は国立研究開発法人理化学研究所 理化学研究所 生命機能科学研究センター 健康・病態科学研究チームチームリーダーの渡辺恭良(やすよし)氏が務めた。

講演は、まず疲労と健康の密接な関連をこれまでの治験を踏まえて紹介。肉体だけでなく精神的なストレス、コロナ下など環境的なストレスのほか、睡眠時間や生活リズムの変化もまた疲労に大きく関わっていることを解説した。
 疲労に関する科学は、この30年で飛躍的に進歩しており、現在では疲労メカニズムの解明も進み、疲労を科学的に定量・数値化による個体間の比較検証もできるようになっているという。

 講演の後半はパラミロンと疲労の相関性を報告。これは19年、㈱神鋼環境ソリューションとの共同研究によって明らかになった EOD-1 株由来ヒト試験のランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験の結果も踏まえたものだ。
 渡辺氏は「パラミロン350㎎含有の食品を4週間摂取した健康な男女200人では、プラセボ群に比べて1日あたりの歩数が増え、日常生活を送る上での疲労感も減少し、活動的になったことが確認された。
 さらに、疲労そのものに対するパラミロンの効果を検証した別の試験においては、抗酸化力の効果もあって全体的に疲労感が減少し、認知機能の向上の傾向もみられた。今後の研究によってさらに疲労感の軽減や日常行動の活性化、認知機能の改善にも期待が持てる」と述べた。

 同研究会では12月1日(火)15:00~16:00より、同会理事・東京薬科大学名誉教授大野尚仁氏による第2回「免疫とパラミロン」の無料ウェビナー開催も予定している。

【堂上 昌幸】

写真:疲労に関する最新治験について詳しく語った渡辺恭良氏

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