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ウェイトマネジメント訴求する新素材
龍泉堂、ダイグロフィットを国内市場に初投入

 米国のダイエタリーサプリメント市場で販売実績のあるウェイトマネジメント(体重管理)を訴求する素材(原材料)が今月、日本で初めて発売される。マメ科植物のホタルノキのサヤ(莢)を原料にした抽出物で、製品名は「DygloFit」(ダイグロフィット、登録商標)。「UC‐Ⅱ」など海外発の機能性食品素材の国内市場開拓で実績のある㈱龍泉堂(東京都豊島区、塩島由晃社長)が独占的に販売を手掛ける。

18日発売 ifia Japanでお披露目

 龍泉堂は、新製品として、18日からダイグロフィットを発売する。同日から20日まで東京ビッグサイトで開催される「ifia Japan 2022」に出展、お披露目し、国内市場の開拓に着手する。ダイグロフィットがアジアで発売されるのは今回が初めてという。

 ウェイトマネジメント機能およびメタボケア機能を軸に、採用提案を進めていきたい考え。1日あたり摂取目安量は、200~400mgの範囲で提案する。当面は、機能性表示食品対応素材として展開することはせず、認知度の向上を図ったり、機能性や安全性に関するエビデンスを積み上げたりして育成を図りながら、採用実績を着実に作っていく計画だ。

機能性表示食品対応素材化も視野

 機能性表示食品対応素材としての販売および届出サポートのスタートは、2年後を見込む。現時点で、開発・製造元が蓄積してきたエビデンスが一定量あるものの、今後、同社として日本人を対象にしたヒト試験を実施し、科学的根拠の外挿性などを明らかにした上で、機能性表示食品対応素材として展開できるようにする。

 それまでの間は、ウェイトマネジメント領域の機能性表示食品対応素材として同社で販売を手掛ける「IGOB131」(エラグ酸含有アフリカマンゴノキエキス)のさらなる市場普及に努める。

機能性関与成分、ミリセチン等のポリフェノール

 ダイグロフィットにはポリフェノールの一種であるミリセチンおよびルテオリンが含まれる。それぞれ含有量を定めており、今後、機能性表示食品対応素材として展開していく際は、両成分が機能性関与成分になる見通し。

 龍泉堂によると、ダイグロフィットおよびミリセチン・ルテオリンの機能性についてはこれまでの研究で、体重や体脂肪の増加を抑える機能に加え、血中中性脂肪や空腹時血糖値、血圧などといった生活習慣病に関連する因子を改善する働きを持つことが示唆されている。同社では、「エラグ酸(含有アフリカマンゴノキエキス)の機能性と似た面はあるが、コレステロールや血糖値、血圧などに対する有効性も示されている点で、それぞれ差別化できると考えている」と話す。

ホタルノキのサヤを原料に スパイス等として食経験

 また原料となるホタルノキ(学名:Dichrostachys glomerata)のサヤは、アフリカなどで料理のスパイスとして利用されてきたといわれ、「古くから食経験がある」と同社。その上で、ダイグロフィットとしての安全性については、米国で自己認証型GRASで確認済みという。さらに今後、日本人を対象に長期摂取試験などを行い、機能性に加え、安全性に関する知見も強化することにしている。

 ダイグロフィットはもともと『Dyglomera』(ダイグロメラ)の製品名で販売が始まり、最近、製品名が変更された。なお同素材の開発および製造元は、米サプリメント原材料メーカーのGateway Health Alliances社(カリフォルニア州)。同社は、IGOB131の開発・製造元としても知られる。

【石川 太郎】

(冒頭の画像:ダイグロフィットの原料となるホタルノキのサヤ(写真左)。写真右は同・花)

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