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三協、機能性表示の届出支援530件に JHNFA-GMP&NSF-GMP登録工場

 ㈱三協(静岡県富士市、石川俊光社長)は、我が国の受託メーカーの中では最も自動化の進んだ企業の1社。今年に入り、日の出工場の打錠ラインの自動化、島根川本工場の包装工程の自動化を導入した。

自社申請は32件に

 機能性表示食品の届出サポート事業は、5月21日現在で自社製造の受付公表件数が530件と好調に推移。消費者庁のホームページで公開されている届出として32件が自社申請のものだ。機能性の訴求カテゴリー別に、原料メーカーのシステマティック・レビュー(SR)を使ったり、それに手を加えた届出資料を作ったり、自社でSRをしたりして「顧客のニーズに応じた対応を心がけている」という。

 実績を積み重ねれば積み重ねるほど、依頼は増えていくようだ。信用を支えているのはオートメーション化した先端設備などのハードの他、ソフト面に携わる80人の支援チームだ。学術担当の医学博士をはじめ、品質管理部門に30人。知的財産部門に弁理士1人。営業および営業企画部門に30人、開発部門に20人と、80人の陣容を整えている。そのほか、日の出工場、東京営業所、大渕工場、島根川本工場のスタッフを合わせると300人に上る。「消費者による機能性表示食品制度への認知が拡大しつつある」とし、経済活性化の役割も含めて同制度へ大きな期待をかけている。ナチュラルメディシン・データベースをめぐる混乱に対しても先月中に対応を済ませた。

昨年創業60周年迎える

 同社は昨年5月、創業60周年を迎えた。また、主力製品のカプセル充填機を製造・販売してから50年、さらに受託製造事業を開始してから40年という記念すべき節目の年となった。
 「自分たちで使ってみないと機械の利点も欠点も分からない」そういう思いからスタートした受託製造業だった。新型コロナウイルス感染症のあおりで周年祝賀会は見送られたが、今年3月15日に改めて開催する運びとなった。昨年は過去最高の売上を達成。2024年5月期はさらに増収増益を見込んでいるという。

製造工程を自動化

 包装専用工場として稼働し、5年目を迎えた大渕工場では、すでに三方シール包装ライン、PTP包装ライン、袋詰包装ライン、ボトル詰包装ラインにおいて、ロボットやAIカメラを駆使した自動化ラインが構築されており、また、島根川本工場には本年、スティック包装ラインにロボットによる自動化設備を導入した。
 日の出工場では、自動サンプリング機能を持つ打錠機や錠剤の外観自動検査機を増設し、生産量の増加、製剤工程の自動化も推し進めている。

通知改正にも前向き対応

 同社は、(公財)日本健康・栄養食品協会(JHNFA)の健康食品GMP認証を取得。さらにNSF-GMPの施設登録も行っている。厚労省が進めている平成14年および17年通知改正に対して前向きに対応しており、「改正後に対応していく」としている。また、最終製品におけるGMPの義務化、サプリメント法の制定についても積極的な姿勢を示している。

<COMPANY INFORMATION>
所在地:静岡県富士市伝法573-13(本社)
静岡県富士市伝法3178-1(日の出工場)
静岡県富士市大淵2362-1(大渕工場)
島根県邑智郡川本町大字南佐木993-1(島根川本工場)
TEL:0545-54-1248
E-mail:info@sankyohd.com
URL:http://sankyohd.com
事業内容:健康食品・化粧品の受託製造

(冒頭の写真:日の出工場外観、文中の写真:AIカメラ搭載の製品外観検査)

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