8月消費者物価総合指数1.9%上昇 食料3.1%高、生鮮魚介13.5%上昇
総務省が18日に公表した2026年8月の全国消費者物価指数(2025年=100)によると、総合指数は102.2となり、前年同月比1.9%上昇した。前月比(季節調整値)は横ばいだった。総合指数の前年同月比の上昇率は7月と同じ1.9%となった。
生鮮食品を除く総合指数は102.0で、前年同月比1.7%、前月比(季節調整値)0.1%それぞれ上昇した。生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は102.5となり、前年同月比1.9%、前月比(同)0.3%それぞれ上昇した。
生鮮食品を除く総合指数の前年同月比の上昇率は、7月の1.8%から0.1ポイント縮小した。総務省によると、電気代とガソリンの下落幅が拡大したことなどにより、エネルギーが上昇幅を0.09ポイント縮小させた。生鮮食品を除く食料も0.07ポイント、宿泊料が0.03ポイント、通信料(携帯電話)が0.07ポイント、それぞれ上昇幅の縮小に寄与した。診療代は0.04ポイント、携帯電話機も0.04ポイント上昇幅を拡大させた。
食料3.1%高、生鮮魚介13.5%上昇
10大費目では、食料が103.8となり、前年同月比3.1%上昇した。7月の3.5%上昇から上昇幅は0.4ポイント縮小した。うち生鮮食品は6.0%、生鮮食品を除く食料は2.7%それぞれ上昇した。7月は生鮮食品が7.0%、生鮮食品を除く食料が3.0%上昇しており、いずれも上昇幅が縮小した。
食料の主な内訳を見ると、生鮮魚介が前年同月比13.5%上昇し、まぐろが24.4%高となった。生鮮野菜は5.5%上昇し、キャベツが45.0%高。菓子類は5.0%上昇し、ポテトチップスが10.6%高となった。
このほか、飲料は6.0%上昇し、緑茶が31.5%高。調理食品は3.3%上昇し、からあげが10.0%高となった。外食も2.1%上昇し、すし(外食)は11.2%高となった。
エネルギー0.7%下落、政策効果も
エネルギーは前年同月比0.7%下落し、7月の0.6%上昇からマイナスに転じた。内訳は、電気代が2.4%、都市ガス代が0.8%、ガソリンが2.6%それぞれ下落。プロパンガスは6.9%、灯油は15.5%それぞれ上昇した。
総務省の試算によると、ガソリンの暫定税率廃止及び政策による効果は、8月の総合指数の前年同月比上昇率を、エネルギー全体で0.62ポイント押し下げた。このうちガソリンによる押し下げ効果が0.38ポイントと最も大きく、電気代が0.17ポイント、灯油が0.04ポイント、都市ガス代が0.03ポイントだった。
エネルギーによる総合指数への寄与度はマイナス0.05ポイントとなり、7月のプラス0.05ポイントからマイナスに転じた。電気代はマイナス0.09ポイント、都市ガス代はマイナス0.01ポイント、ガソリンはマイナス0.05ポイントとなった。プロパンガスはプラス0.03ポイント、灯油はプラス0.06ポイントだった。
【谷山 勝利】
発表資料はこちら(総務省HPより)

