国セン発表、健康食品相談7.6%減 25年度3万8,310件、通販が8割超
(独)国民生活センター(国セン、村井正親理事長)はこのほど、全国の消費生活センターなどが2025年度に受け付け、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)に登録された消費生活相談の状況を公表した。相談件数は100万6,377件となり、2024年度の91万3,355件から約9万件増加した。
商品・役務別では、「商品一般」が10万6,205件で最も多く、「化粧品」6万5,382件、「賃貸アパート・マンション」4万3,148件と続いた。「健康食品」は3万8,310件で4位だった。
健康食品は前年比3,170件減
健康食品の相談件数は、2024年度の4万1,480件から3,170件減少し、前年比92.4%となった。国民生活センターがまとめた「2025年度に件数が減少した商品・役務等」でも、減少数は「屋根工事」の4,108件に次いで2番目に大きかった。
過去5年間の推移をみると、健康食品は2021年度2万9,541件、22年度3万746件、23年度3万2,178件、24年度4万1,480件と増加していたが、25年度は減少に転じた。
健康食品の相談者を男女別にみると、男性1万6,954件、女性2万285件で、平均年齢は63.6歳だった。契約当事者の年代では、70歳以上が37.8%と最も高く、60歳代18.1%、50歳代16.0%と続いた。
契約当事者の職業は給与生活者32.7%、無職37.8%などとなった。
通信販売が84.8%
健康食品の主な販売購入形態では、「通信販売」が84.8%を占め、「電話勧誘販売」が5.0%だった。
主な相談内容として、「定期購入」、「インターネット通販」、「解約」、「電子広告」、「支払済み」、「返品」、「SNS」、「健康」、「高価格・料金」、「連絡不能」が挙げられている。
販売方法・手口別にみると、全商品・役務を通じて「インターネット通販」が22万5,388件で最も多く、前年の19万1,471件から増加。「定期購入」も9万8,455件となり、前年の9万4,559件を上回った。国民生活センターによると、「インターネット通販」、「定期購入」では、化粧品や健康食品などのインターネット通販による定期購入契約に関する相談が多かったという。
化粧品は6万5千件に増加
化粧品の相談件数は6万5,382件となり、前年の6万594件から4,788件増加、前年比107.9%だった。商品・役務別では前年と同じ2位となった。
化粧品の相談者は男性1万3,208件に対して女性5万1,080件で、平均年齢は61.2歳。主な販売購入形態は通信販売が93.4%を占めた。
主な相談内容には、「インターネット通販」、「定期購入」、「解約」、「電子広告」、「支払済み」、「SNS」、「返品」、「連絡不能」、「高価格・料金」、「解約料」が挙げられている。
2025年度の消費生活相談全体では、契約当事者の年代別割合は70歳以上が25.6%で最も高かった。契約購入金額は合計4,776億円、平均88万円、既支払金額は合計2,087億円、平均50万円となり、いずれも2024年度を上回った。
発表資料はこちら(国センHPより)

