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タウリンに老化細胞除去を促す新知見 大正製薬、健康寿命の延伸へつながる可能性を確認

 大正製薬㈱(東京都豊島区、上原茂社長)はこのほど、85年以上研究を行っているタウリンが老化細胞の除去を促すことを新たに見出したと発表した。本研究は、加齢に伴う不調や加齢性疾患の一因とされる老化細胞の蓄積に着目し、その除去による健康寿命延伸の可能性を探るというもの。老化を誘導した免疫細胞の一種であるマクロファージを用いた実験により、タウリンが老化細胞の除去に関与することを確認。本成果は、3月に開催された日本薬学会第146年会にて発表している。

 これまで、加齢にともなう臓器機能の低下や生活習慣病の発症は避けることができないものと考えられてきた。しかし近年、老化そのものが加齢性疾患の根本的な原因であるという考え方が広まり、新しい治療法の研究が進んでいる。
 特に、年齢とともに体の中にたまる「老化細胞」が注目を集めており、体内に残り続けると周囲に炎症を引き起こす物質を分泌し、さまざまな加齢性疾患の原因になる。こうした背景から、老化細胞を選択的に取り除く「老化細胞除去薬」の開発が進められている。

 今回の研究では、薬剤を使って老化を誘導したマクロファージに対するタウリンの老化細胞除去能を検証した。その結果、タウリンの添加により、老化誘導したマクロファージの生存率が低下することを確認。さらに、老化マーカーを用いた評価において、タウリンの添加によって老化マクロファージの割合が低下したという。

 これらの結果から、タウリンが老化マクロファージの除去を促すことが明らかとなったとしている。

 同社は、本研究によってタウリンが老化マクロファージの除去を促すことを明らかにした。この発見は、タウリンが加齢に伴う体の不調に効果を発揮する可能性を示唆しているという。
 これまで、タウリンの健康への効果についてさまざまな角度から研究を進めてきた。今後もタウリン研究を進め、新しい知見を世の中にフィードバックしていくことで、生活者の健康で充実した生活をサポートしていくとしている。

(冒頭の写真:同社リリースより)

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