「グミサプリ」をサプリ形状で届出 【機能性表示食品届出DB更新】味覚糖、8月末までにGMP基準適合完了へ
消費者庁は2日、機能性表示食品の届出情報検索データベース(DB)を更新した。2026年6月の最初の更新。サプリメント形状10件、サプリ形状以外の加工食品4件の計14件に届出番号を付与・公開した。サプリ形状には味覚糖㈱(大阪市中央区)が届け出た『グミサプリ』が含まれる。新規の機能性関与成分もあった。ラカンカ由来モグロールをサラヤ㈱(大阪市東住吉区)が届け出た。
味覚糖が新たに届け出たのは『UHAグミサプリ末梢血流ケア』。グミだがサプリ形状として届け出た。今年9月1日から機能性表示食品のサプリ形状の製造・品質管理に義務付けられるGMP基準(内閣府告示)を遵守することになる。
届出資料によれば、製造所は同社の奈良工場。届出時点では同告示に則した管理基準には適合していないものの、適合に向けて「設備の改修および製造管理・品質管理体制の整備」を進めているという。経過措置期間が終わる8月末までに「適合を完了する予定」だ。
グミの機能性表示食品は、味覚糖以外からの届出もある。同社を除き、GMP基準が適用されないサプリ以外の加工食品として届け出ている場合が大半。ただ、グミ形状のサプリ該当性には議論がある。『グミサプリ』の商品名で複数の届出を行い、販売している味覚糖にとって、GMP基準への対応は避けられなかったと考えられる。
国がサプリ規制のあり方検討を進めている。GMP基準に適合したグミ形状の機能性表示食品の流通が始まる見通しとなったことは、グミ形状の実質的サプリの製造・品質管理に対する考え方に影響を及ぼす可能性がありそうだ。
サラヤが新規機能性関与成分、ラカンカ由来モグロール
一方、サラヤが届け出た新規の機能性関与成分、ラカンカ由来モグロール。機能性表示の内容は、「食事とともに摂取することで、食事に含まれる糖の吸収をおだやかにする機能が報告されています」。サプリ形状の区分で届け出た。製造所は「国内GMPの認証を取得するための活動を現在行っている」と届出資料にある。
届出資料によると、同成分は、「主に中国の広西チワン族自治区に自生するウリ科の果実である羅漢果(ラカンカ)に含まれるトリテルペノイドでトリテルペンが酵素反応によって環状化した構造を有する」もの。
このほか2日のDB更新では、先月初めて届出情報が公開されていた排尿ケアの新規機能性関与成分、シーベリー果実由来ウルソール酸の届出が2件、新たに積み上がった。キューサイ㈱(福岡市中央区)などが届け出た。
また、コラーゲンペプチドについて、「睡眠の質を高める(夜中の中途覚醒回数の減少、起床時の疲労感の軽減)のに役立つ機能」がある旨の機能性表示の届出があった。同成分で睡眠ケアをうたう届出は以前にもあったが、「起床時の疲労感の軽減」は今回が初めて。先月29日のDB更新で、同成分として初の機能性表示である食後血糖値の上昇抑制機能の届出が公開されていたユニテックフーズ㈱(東京都中央区)が届け出た。
このほか、オリーブ葉エキス末に含まれる、オレウロペインとヒドロキシチロソールを機能性関与成分とするサプリ形状の届出が公開された。ヒドロキシチロソールの届出は珍しくなく、オレウロペインも1件とはいえ既存。ただ、オリーブ由来の両成分を機能性関与成分とする届出は今回が初めて。機能性表示の内容は「血中LDLコレステロールの酸化を抑制することが報告されています」。届出者は、受託開発・製造大手の三生医薬㈱(静岡県富士市)だった。
【石川太郎】


