ケールとコラーゲンの知見を武器に 【特集 女性の健康】キューサイ、ウェルエイジングの体現を目指す
1965年の創業以来、生活者の健康に寄り添い続けてきたキューサイ㈱(福岡市中央区、石川順朗社長)。同社は、企業ミッションとして掲げる「ウェルエイジング」の普及に注力している。単に加齢に抗うのではなく、年齢を重ねることを前向きに捉え、心身ともに自分らしく生きるというこの理念は、現代のヘルスケア市場が求める価値観と深く合致している。
安定市場と捉える「更年期」領域に注力
同社は、女性向け健康食品・サプリメント市場を「今後も安定した成長が続く有望な領域」と分析している。健康意識の向上や国の支援施策を背景に、ライフステージごとの課題解決を求める声は一層高まると予測。
同社が特に注力分野として掲げるのが「更年期」領域。女性の心身が大きく変化するこの時期に対し、ウェルエイジングを掲げる同社だからこそ提供できる「包括的なソリューション」が重要になると考えている。同市場の拡大要因として、エイジング世代の健康ニーズの顕在化を挙げる。そうした中、同社では、単一の悩みへの対処ではなく、ホルモン変化を含む心身のバランスにトータルで向き合うものを念頭に商品企画に取り組んでいる。今後の重点分野として、更年期を中心としたエイジング世代の女性に向け、製品のみならずサービスや情報提供を含めた多面的な価値提供を強化していく方針だ。
象徴的な商品『ザ・ケール ビューティーリッチ』
同社の製品開発の強みは、創業以来の原点である「ケール」と、長年の研究資産である「コラーゲン」の融合にある。その象徴的な製品が『ザ・ケール ビューティーリッチ』。自社グループ農場および契約農家で農薬・化学肥料を使わずに育てた国産ケールを100%使用し、吸収性に優れた低分子コラーゲン1,000mgを配合。さらに、ヒアルロン酸や乳酸菌・ビフィズス菌150億個、オリゴ糖などを贅沢に加えている。同品は、野菜不足を補うだけでなく「体の内側からきれいになりたい」という40代〜60代女性の切実なニーズに応える形で誕生した。
また、機能性表示食品『ひざサポートコラーゲン』においても、ターゲットを高齢層に限定せず、日常生活で膝の悩みを抱え始める40〜50代、さらには若年層に対しても「早期ケアの重要性」を啓発することで、顧客層の裾野を広げている。
科学的根拠に基づく信頼、社内のウェルエイジング
品質へのこだわりは、徹底したエビデンスへの姿勢にも表れている。同社は、ケールに関する多数の研究論文や臨床試験を実施しており、その成果を製品開発の指針としている。また、自社が掲げる「ウェルエイジング」を社内からも体現するため、従業員の働きやすさ向上にも注力している。女性活躍の推進として同社では、一般事業主行動計画を策定し、女性のキャリア形成を支援する。柔軟な勤務制度として採用しているのが、ライフスタイルに合わせた多様な働き方の実現。健康管理面では、社内での健康相談窓口の設置など、従業員の心身のケアを徹底している。
今後の展望として、同社は、販売チャネルの多角化を加速させている。従来のインフォマーシャル(テレビ通販)に加え、ECモールの強化や店頭販売、リアルイベントでの体験提供を積極的に行い、消費者との接点を立体的に構築している。さらに、主力であるスキンケアブランド「コラリッチ」から若年層向けの新シリーズ「コラリッチソア」を立ち上げるなど、全世代にわたるウェルエイジングの浸透を図る。
単なる「青汁メーカー」から、人生の各ステージにおいて顧客に寄り添い、心身の健康と美容をトータルで支える「伴走型」のウェルエイジング企業へ。同社では、加速する超高齢社会において、より豊かな生き方の指針を提示し続けることに挑戦する。
COMPANY INFORMATION
所在地:福岡県福岡市中央区薬院1-1-1
TEL:092-724-0831(代表)
URL:https://corporate.kyusai.co.jp/
事業内容: ウェルエイジング商品の開発・販売
(冒頭の写真:同社提供)

