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消費者庁が新たな制度導入に向け意見募集 器具・容器包装に関する安全性審査の手続きを改正

 消費者庁はきょう23日~来月(5月)23日まで、「器具及び容器包装の原材料に含まれる物質の含有量等に関する安全性審査の手続(案)」に関するパブリックコメントを募集する。これは、令和6年12月および令和7年3月に開催された食品衛生基準審議会器具・容器包装部会において承認・了承された制度案に基づくもので、食品用器具および容器包装の原材料に含まれる物質に関して、その含有量や食品への溶出量について安全性を審査・公表する新たな制度の導入を行うとするもの。

 制度案では、食品に接触する合成樹脂製品などの器具や容器包装に使用される化学物質について、事前に安全性審査を行い、その結果を消費者庁のウェブサイトで公表することを定める。
 申請は、物質の開発者や代理人などから提出される資料に基づき、食品安全委員会の意見を聞いた上で実施される。また、新たな科学的知見が得られた際には、再評価を行う仕組みも明記されている。

 さらに、従来のポジティブリスト制度に代わり、企業が新たに開発した物質については、開発記号などを用いた匿名性のある形でリスト化し、知的財産保護と安全性管理の両立を図る構想も示された。これにより、企業は海外当局(FDAやEFSA)への申請資料を活用しつつ、効率的な制度運用を目指す。
改正案は、令和7年度中に告示し、同日施行する予定。

パブリックコメントはこちら(e-GOVより)

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