厚生労働省はこのほど、2023度「輸入食品監視指導計画」を公表した。
　いわゆる健康食品については、食品に利用可能な成分かどうか、食経験を十分に有するものであるかの確認など、安全性の確保に努めるよう指導。国内外の健康被害事例などを受けて、同省が注意喚起している成分を含む食品に対する適切な管理を実施するよう指導するとし、指定成分を含む食品において、製造方法が適正かどうかの確認を徹底するよう指導するとしている。

　モニタリング計画10万件のうち、健康食品・スープ類・調味料・菓子類・食用油脂・冷凍食品などにおいて5,900件を掲げている。

　昨年度の監視指導計画の中間報告（22年4月～9月）によれば、輸入届出件数約125 万件に対して検査件数約10万6,000件。食品衛生法違反件数は388 件（前年398件）だった。

監視指導・統計情報（厚生労働省ホームページより）