食品安全委員会は16日、厚生労働省からゲノム編集食品のリスク評価を諮問される場合に備えて、事前に留意点などを遺伝子組換等専門調査会で審議する方針を決定した。

　厚労省では、ゲノム編集食品のうち遺伝子組み換えに相当する食品は従来どおり、食品衛生法の枠組みで取り扱うが、従来の育種技術に相当するものは任意の届出制で対応する方針を固めている。食安委にリスク評価を諮問するゲノム編集食品の対象範囲についても、今夏をめどに示す予定だ。

（写真：16日に開催された食品安全委員会）