㈱ちふれ化粧品（埼玉県川越市、片岡方和社長）の「ちふれビューティーアドバイザー社内検定」が、このほど、社内検定認定制度として厚生労働大臣認定を受けた。29日、厚生労働省で認定証の授与式が行われた。

　社内検定認定制度は、職業能力開発促進法に基づき、事業主または事業主団体などが、その雇用する労働者などの技能と地位の向上に資することを目的に、労働者が持つ職業に必要な知識や技能について、その程度を自ら検定する事業のうち、一定の基準に適合し、技能振興上奨励すべきものを、厚生労働大臣が認定するもの。現在、45企業・団体、114職種が認定されている。

　「ちふれビューティーアドバイザー社内検定」は、ちふれ化粧品に所属する販売スタッフ（ビューティーアドバイザー）の化粧品販売に関する知識と技能の標準化・向上などを目的としている。接客販売、カウンセリング、化粧などに関する知識と技能を検定の対象としており、実技試験は、顧客の顔印象に応じた化粧の実施や接客・カウンセリングの技能に関わる試験を行う。合格者には一時金を支給し、また、昇進の考慮要素とするなど、合格者の地位向上の取り組みを行う。
　
　認定式に出席した同社取締役の佐藤早苗氏は、同検定を社内研修制度に取り入れることで、「さらなるビューティーアドバイザーのモチベーションアップやスキル向上、またお客様満足度を高めていくことができると確信しております」とコメントしている。

厚生労働省、社内検定認定制度について

（冒頭の写真：㈱ちふれ化粧品、佐藤早苗取締役（左）と、厚生労働省、原口剛審議官（人材開発担当））