第93回コーデックス連絡協議会がオンライン開催
19日、第93回コーデックス連絡協議会がオンラインで開催された。
テーマは、第43回総会の活動報告と、2月に開催が予定されている第32回一般原則部会(COGP)について。
農林水産省消費・安全局食品安全政策課の寺澤百花氏が報告した。
第43回コーデックス総会は昨年、9月~11月にかけてコロナ禍の影響下、バーチャル開催となった。133加盟国と1加盟組織(EU)、54オブザーバーの500人超が参加し、議題の採択から報告書の採択まで16議題について討議。
新規作業の提案(議題8)では、我が国から「バチルス属(Bacillus species)を使って発酵させた大豆製品(納豆を含む)の地域規格策定」を提案し、承認されたという。
第44回総会は、11月8日~13日に開催予定で、バーチャルにするかどうかは検討中としている。
一般問題部会の1つである第32回一般原則部会(CCGP)は、2月にZoomによるバーチャル開催が決定している。
コーデックスの戦略計画として、コーデックス規格が世界にどのような影響を与え、認識・促進されているかを測定する計画が打ち出されているが、大量の情報をどのように処理するか、計画が合意された場合、同規格の「使用」の定義や調査方法などの課題が残るとしている。
また、持続可能な開発目標(SDGs)にコーデックスがどのように貢献しているか、結果の再確認と報告について、作業の進行にあたりその旗振り役が不明な点があるなど、日本政府としてはその実現可能性も含めて、内容を慎重に検討するとした。