消費者庁は今年度中に、「栄養機能食品等の摂取状況等に関する調査事業」を実施する。ビタミンDの栄養機能食品やビタミンD強化食品について、17歳以下の摂取状況などを調査する。

　食事摂取基準2020年版の策定に伴って、昨年度に行った調査の結果、消費者庁は栄養素等表示基準値（1日に必要な栄養素の量の加重平均）を変更しないと決定。これと連動する栄養機能食品の成分含有量の上・下限値も据え置いた。

　一方、ビタミンDについてはさまざまな意見があることから、まずは調査事業により、摂取状況の実態を把握する。栄養素等表示基準値は18歳以上を対象としたものだが、栄養機能食品や栄養強化食品は誰でも摂取できる。このため、17歳以下の摂取状況などを調査する考えだ。