（株）明治（東京都中央区、松田克也社長）は25日、女性の栄養摂取不足をテーマとするセミナーを都内で開催した。（一社）Luvtelli（ラブテリ）代表理事で予防医学・栄養コンサルタントの細川モモ氏は、働く女性にはタンパク質やミネラルが不足する傾向があると警鐘を鳴らした。

　全国5都市の働く女性749人を対象に食事調査を実施したところ、89％でタンパク質が不足傾向にあったと説明。特に、就業時間が週61～100時間の働く女性ではやせ率が34％となり、就業時間が長い人ほど、朝食欠食率が10％ずつ高まったという。さらに、就業時間に反比例してエネルギー摂取量が低下し、タンパク質やミネラルもそれに合わせて不足しがちと指摘した。

　細川氏は、朝ごはんを食べる、朝食にタンパク質を取り入れる、栄養のあるおやつを食べる、カフェインを1日300mg以下に抑える、6時間以上眠る、1日6,000歩ほど歩くという6つの新習慣を提唱した。

　また、（株）明治マーケティング・開発統括本部マーケティングソリューション部マーケティング情報G の大前恵氏は、アスリートなどへ栄養サポートを行っている経験を基に、運動後にタンパク質を摂取するなどの効率性について説明した。

（写真：細川モモ氏による講演の様子）